今年2回目となる"静岡ダービー"が、エコパスタジアムで開催されました。ルヴァンカップでは0対1と敗れていますので、ライバルチーム相手に連敗は絶対に避けなければなりません。
水曜日に行われたルヴァンカップのヴァンフォーレ甲府戦で劇的な逆転勝利を収めるなど、公式戦2連勝と好調なジュビロ。ライバルを倒して、リーグ戦初の連勝を手にすることが出来るでしょうか?
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試合のフォーメーション
ジュビロはいつもと同じ【3-4-2-1】を採用。前節からのメンバー変更は2人。
左ウイングには水曜日のルヴァンカップでも先発したギレルメが入ります。また、2シャドーには怪我から復帰した中村俊輔が先発で出場。
予想では左ウイングに宮崎を使ってくると思っていたのですが、ギレルメが2戦連続のスタメン出場したのは以外でした。
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一方の清水は【4-4-2】を採用。リーグ4位とチームは好調を維持しています。特に2トップのミッチェル・デュークとクリスランには注意が必要です。
試合の総括
試合の立ち上がりが毎回不安定なジュビロですが、この試合でも開始早々に相手に決定機を作られてしまいました。
8分、GK六反のゴールキックを大井がヘッドでクリアしますが、ミッチェル・デュークに渡ってしまいます。胸でボールを落としたところに石毛が詰めて、ゴールポスト左を直撃する強烈なミドルを放ちました。
開始早々に大ピンチを迎えたわけですが、このシーンの問題点は、『ジュビロの最終ラインとボランチの距離が空きすぎていたこと』です。
ゴールキックが蹴られた瞬間、ジュビロの最終ラインとボランチの距離は約6~7mほど離れています。試合動画(7:17)
これだけ距離が離れてしまうと相手が自由に使えるスペースが十分にあるので、今回のシュートシーンのように簡単に相手に決定機を作られてしまいます。本来であれば、ボランチの田口と上原がもっと距離を詰めてスペースを潰しておかなければいけません。ゴールキックが蹴られるまで9秒の時間があるので、戻る時間は十分にあったはずです。
前半は清水にDFラインの裏をシンプルに狙われてピンチを迎えることが多かったように思います。
前選択を多くもって、相手を敵陣に閉じ込めたいところでしたが、そのプレーができていたのはジュビロではなく、清水の方でした。
セカンドボールを拾ったところまでは良いのですが、次に出すパスを相手に引っ掛けてしまい、すぐ奪い返されるシーンや縦パスを相手に引っ掛けてしまうシーンが特に目立ったのが気になりました。
逆に後半は、前半から上手く修正してボールを奪ってからの前選択が増え、チャンスを多く作ることが出来ていたと思います。
しかし、左右からクロスを供給して相手ゴールに迫りましたが、後一歩及びませんでした。相手CBに跳ね返されるシーンが多かったので、川又だけをターゲットにしたクロスをあげ続けるのではなく、マイナスのクロスやグラウンダーのクロスなど攻撃に一工夫加えたかったところです。
最終的なシュート数はジュビロ18(枠内12本)に対して、清水は11本(枠内5本)でした。多くのシュートを打っていただけに1点を奪いきることが出来なかったが悔やまれます。
最後に
今年2回目のダービーはスコアレスドローで終了しました。試合は白熱した見応えのある展開でしたが、シュートまでの持っていき方に工夫が欲しかったですね。
名波監督は「我々が勝ち点2を失ったゲームだったというように自覚しています」と話していますが、その通りだったと思います。
流れが来ている時に”1点を決めきる力”をチームで高めていくことが大きな課題ですね。
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