【J2第5節】福岡のプレスに苦しめられてミスキックから失点して悔しい敗戦
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 前節のホームゲームで、ジュビロ磐田は再開後初めてとなる勝利を手にすることに成功。中3日で迎えたアウェイゲームで今季初の連勝を目指しました。

 敵地から勝ち点を持ち帰るためにも先制点が欲しいジュビロでしたが、福岡の出足の早い積極的なプレスに苦しみます。また、相手が中央に敷いたブロックを突破出来ず、シュートチャンスをほぼ作ることが出来ません。

 苦しい状況が続くジュビロは、59分と62分に訪れた相手の決定機をGK八田のファインセーブで防ぎます。
 ピンチを凌いだ勢いを逃がさずに反転攻勢に移りたいところでしたが、70分に相手のクリアボールの処理をCB藤田がミスキックしてしまい、相手に奪われると2対2の状況を作られて増山にゴールを決められてしまいます。

 残された時間を使って同点に追いつきたいところでしたが、1点を守り切ることを選択した福岡の守備陣を最後まで突破することができず、後半はシュート0に抑えらて悔しい敗戦を喫しました。

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試合のフォーメーション

 中3日と短い間隔で試合が続くことになりますので、ターンオーバーを行うかに注目していましたが、この試合では2人の先発を入れ替えた小幅な先発メンバーの入れ替えとなりました。

 フォーメーションは4-4-2で前節から変更されたのは、左サイドハーフに藤川虎太朗、左サイドバックに櫻内が入りました。この2人が先発メンバーに名を連ねるのは今シーズン初です。それ以外のメンバーは変更ありません。

 アビスパ福岡のフォーメーションはジュビロと同じ4-4-2。前節からは3人先発メンバーを替えてきました。

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試合の振り返りと感想

 この試合は第2節の京都サンガ戦と同様にジュビロ磐田を倒すには、前線から激しくプレスを掛けてプレッシャーを与え、中央を固めてサイドに追いやれば怖い攻撃の形を作られずに簡単に対処が可能だよということを示した試合だったと言えます。

 ここ数シーズンのジュビロは、前から激しくプレッシングを掛けられると前を向くことが出来ず、バックパスや横パスが多くなります。その結果、中盤でパスミスを奪われて陣形が崩れているところでカウンターを仕掛けられて失点するというパターンがよく見られました。

 京都戦と福岡戦のどちらも相手はエリア中央でブロックを敷いていましたので、ジュビロの攻撃は空いているサイドに追いやられる形になるわけですが、サイドからクロスを上げたとしても、相手最終ライン付近に2トップの二人と逆サイドのサイドハーフ、ボランチの計4人が同じ高さで並ぶ形が多いので相手の守備陣からすると対処がしやすい単調な攻撃の形になっていることが非常に多くみられます。

 サイドからクロスを入れるにしても、①高さに差を付けて深さを作り出す、②誰かは相手のライン裏を狙う動きをして相手の守備陣を引き付けてスペースを作るという動きがあれば良いのですが、そういった動きが皆無に近い状態になっているので、相手からすると攻撃に全く怖さがないと言えます。

 また、この試合では前線と最終ラインの距離が遠く、コンパクトに保つことが出来ていませんでしたので、攻撃を仕掛けたサイドハーフの選手が孤立した状態になり気味で、本来サポートに入るべきサイドバックの選手とボランチの選手との距離が離れてしまい、近くでトライアングルを作ることが出来ていませんでした。
 その結果、相手のDFに簡単に寄せられてすぐに潰されてしまうというシーンが目立ちました。

 一方の福岡は、攻撃に転じた場合はトランジションの切り替えを素早く行い、攻めている側のサイドバックが高い位置を取って、その近くにはボランチとサイドハーフの選手のサポートを受けれる状態を作り出していましたので、ジュビロの守備陣が戻って対処しようとしても最低でも数的同数をキープすることが出来ていました。

 今後もゴール前を固めて守備をしてくるチームとの対戦はありますので、そうなったときにどうやってそれを攻略するかが大事になってきます。
 サイドからクロスを供給する形に拘るのもいいですが、ミドルシュートを打って相手ラインが下がるように仕向ける、コーナーキックを多く獲得してセットプレーから得点を奪うといった別のアプローチをもう少し試してみてもいいのではないかと思います。

 こういった戦術を取る相手から如何に勝ち点を獲得するか、それが出来なければ昇格は夢のまた夢といえるでしょう。 

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最後に

 次はホームにギラヴァンツ北九州を迎えます。同じ勝ち点7のチームとの戦いですが、ここで負けるようだと上位2チームとの勝ち点差が更に開くことになってしまいますので、ホームでは勝ち点3をしっかりとキープしたいところです。

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