J1第5節でジュビロ磐田はエコパスタジアムに浦和レッズを迎えました。
試合前に名波監督は、『2週間の中断期間中は、攻撃練習に7割を割いた』と話していました。攻撃面の連携がどこまで良くなったかも要注目です。
アダイウトンが怪我で長期離脱、ムサエフも代表戦で負傷したため、ベンチ外になるなど主力選手に怪我人が増えていますが、チーム一丸となって勝利を目指します。
試合のフォーメーション
試合のフォーメーションは【3-4-2-1】といつものフォーメーションでした。
個人的には2トップを採用してくるんじゃないかと予想していましたが、今回も見事に外れました(笑)
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1トップには川又、2シャドーには松浦と山田大記の2人が入ります。アダイウトンが抜けた穴をこの2人がどうやって埋めるのか注目です。
左ウイングにはこれまでスタメンだったギレルメではなく、宮崎が今シーズン初先発出場を果たしました。
一方、浦和レッズはサンフレッチェ広島戦に引き続き、2トップを採用。
2トップには興梠と武富、最終ラインには代表戦に参加していた槙野が入ります。代表クラスの選手が多くいますので、警戒が必要です。
試合の感想
開始直後はジュビロが圧力を掛けて浦和ゴールに迫る展開が続きます。
しかし、良い形で攻撃できていると思ったのも束の間、7分に左サイド深くから武富がクロスを供給すると、ブロックに入った大井の腕に当たってしまいPKの判定。
このPKを興梠が冷静に決めて、今季初ゴール。
早い時間に失点を喫したジュビロですが、選手達は声を掛け合ってチームの建て直しを図ります。(下を向いている選手がいなかったのもが印象的でした。)
幸先良く先制した浦和は、興梠がDFラインの背後を狙う動きを繰り返してジュビロ最終ラインに揺さぶって攻勢に出ます。
最終ラインを上手く上げ下げして、相手の攻撃を凌ぎつつ、同点にするために攻めて行きたいところでしたが、中盤で激しくプレッシャーを掛けられて思うようにパスを前へ出すこと出来ませでした。
攻めようと中盤でパスを回すのですが、横パスを相手に奪われてピンチを招くなど、浦和がペースを握って耐える時間が続きます。
流れが変わったのは前半30分を過ぎた頃でした。中盤であまりボールに絡めていなかった田口と上原のボランチコンビがボールへ積極的に絡むようになり、攻撃にリズムが生まれます。
すると、“待望の瞬間”は45分にやってきました。
右サイドで田口が櫻内へマイナス方向のパスを供給。クロスをPA内に入れると、高橋がバックヘッドで上手く落とします。
そのボールに反応した川又が、相手DFを背負いながらも上手く反転すると、左足アウトサイドでゴールネットに強烈なシュートを突き刺し、同点に追いつきました。
これまでゴールを決めれず、苦しんでいた男が放った渾身のシュートはチームに勢いをもたらす貴重な同点ゴールとなりました。
お帰りなさい、我らのエース!と思わず叫んでしまう良いゴールでした。
同点に追い付いて流れを完全に引き寄せたかと思いましたが、直後にゴールポスト直撃のシュートを放たれるなど肝を冷やすシーンが見られました。
早い時間に先制されてどうなるかと思いましたが、前半の内に川又のゴールで追い付けたのは大きかったですね。
後半のメンバー変更はなし。
前半の勢いそのままに攻めたいところですが、47分に大ピンチを迎えます。
武藤が前線の興梠へパスを供給。上手く抜け出してGKと1対1の状況を作って、シュートを放つ。しかし、カミンスキーが左手1本で防ぐファインセーブ。
その後、お互いに決定機を作り出しますが、ゴールネットを揺らすことが出来ない状況が続きます。
膠着状態を破ったのは、初得点を決めて吹っ切れた頼れるエースでした。
81分、田口の縦パスはカットされますが相手DFがボールをしっかり納めれないでいると、川又が奪い返します。DFを振り切ってエリア内に侵入し、迷わず足を振り抜いて放たれたシュートは相手に当たってコースが変わってゴールへと吸い込まれていきました。
逆転に成功したジュビロは上手く時間を使って、相手の反撃をシャットアウト。15連戦の初戦を見事勝利で飾りました!
最後に
相手にPKで先制される嫌な展開でしたが、前半の内にエースのゴールで追付けたことで流れを変えることが出来ましたね。
ここまでノーゴールと苦しんだ川又の笑顔が見れたので、ファンとしても一安心ですね。この試合で2ゴールをあげましたので、ここから更にゴールを量産してくれうことに期待です!
攻撃面では良い収穫がありましたが、相手に決定機を3度は作られているのでその当たりの修正をして次も勝ちに行きましょう!
次の“静岡ダービー”は絶対に負けられません!
連勝目指して、Forza ジュビロ!!
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