【J1第19節】ジュビロ磐田は大井の同点ゴールで何とか敗戦を免れる!
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ジュビロ磐田はリーグ戦再開後の3試合全てが引き分けとなっており、中断前を含めると5試合勝利から遠ざかる厳しい状況が続いています。

ここ2試合はシュート数が5本と少なく、シュートを打つところまで持っていくのに非常に苦労しています。相手の最終ラインを突破するためにも選手の動き出しや縦パスの質を改善する必要がありますね。

この試合ではガンバ大阪をホームに迎えますが、今季3試合を戦って3連敗と全く勝てていません。FWのファン・ウィジョには3試合で5ゴールを奪われており、“磐田キラー”と呼ぶに相応しい活躍をされてしまっています。特に現地観戦していたルヴァンカップのプレーオフ第2戦でハットトリックを決められたのはかなり悔しかったですね。

ガンバは前節の鹿島アントラーズ戦からクラブのレジェンドである宮本監督が指揮を執っています。攻撃と守備に自由を与えすぎてバランスが崩壊していたチームに守備の規律を植えつけてチームの建て直しを図っていますので、厳しい戦いになることは間違いありません。

それでは、試合を振り返って行きましょう!

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試合のフォーメーション

酷暑の中で連戦が続くため、ジュビロは前節からスタメンを3人入れ替えてきました。

累積警告で出場停止となっていた櫻内がスタメンに復帰、ボランチは上原に代えて山本を投入。そして、大久保嘉人が移籍後初スタメンを手にしました。

ガンバも前節からスタメンを3人入れ替えました。

右ウイングで出ていた米倉に代えて藤本、ボランチは遠藤ではなく高江、FWには長沢が入りました。前節からスタメンで出場している高と遠藤に代わって出場する高江という若いボランチコンビがどこまで出来るのか注目です。

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試合の総括

前半は川又、大久保、山田の3人が前線から素早くプレッシャーを掛けに行っていたため、ガンバは中々縦にパスを入れることが出来ず、ボランチと最終ラインでボールを回すことが多くなっていました。

前線からのプレッシャーがしっかりと効いているので、中盤でボールを奪って攻撃に転じるというシーンが良く見られたと思います。

高い位置でボールを奪うことで、前半2分に櫻内がシュートを放ったシーンのようにエリア内に多くに人数を集めてチャンスを作り出すことが出来ていました。

また、川又と大久保の距離感が近いため、川又を囮に使って後ろから大久保がヘディングシュートを放つなど攻撃のパターンも増えました。

前半だけで7本のシュートを放つことが出来ましたが、攻めている時にゴールを奪えなかったのは残念でした。

後半に入ると前半に激しくプレスを掛けていた反動から運動量が低下します。ジュビロは守備時に両ウイングが下がって5バックになるわけですが、運動量が低下して高い位置からのプレスが嵌らなくなるとボランチの両脇に空いたスペースを相手に使われてしまい、ピンチを招くことが多くなります。

この試合でも、プレスが緩くなって出来たスペースをガンバの攻撃陣に突かれてピンチを招くシーンが多く見られました。

前半よりも選手の動き出しが悪くなっており、せっかく良い位置でボールを奪っても"相手にボールを引っ掛けてしまってカウンター攻撃を貰う"といういつもの悪循環に嵌るジュビロ。攻撃に転じようとしているのに相手にパスをプレゼントしてピンチを招き、守備に慌てて戻っていれば体力は更に無くなってしまいます。そうなってくるとファールで相手を止めなければいけないシーンが出てきますので、嫌な位置で相手にFKを与えてしまう“負のスパイラル”に陥ってしまいます。

何とか相手の攻撃を凌いでいたジュビロでしたが、82分に“磐田キラー”のファン・ウィジョにゴールを許します。

失点シーンの起点となったのは、田口が相手にパスをカットされてカウンターに繋がったことでした。その攻撃を大井がファールで止めて相手にFKを与えると、藤本が蹴ったフリーキックのこぼれ球に反応したファン・ウィジョがダイレクトボレーでゴールネットを揺らします。

このFKの瞬間、ジュビロのDFは壁の2枚を残してほぼ一直線に並んでいます。そして、藤本がFKを蹴ると山本以外の全員がDFラインをゴール前まで下げてしまいます。すると“一番危険なエリアであるゴール前”にスペースが出来てしまい、ファン・ウィジョはクリアのこぼれ球を何のプレッシャーも無くダイレクトボレーでゴールネットへ突き刺しました。

この失点はセットプレー対応の拙さが招いた失点であると言えます。

試合終盤に先制点を許したジュビロは相手ゴールへ幾度と無く迫りますが、そこにガンバ大阪のGK東口が立ち塞がります。ゴールネットを揺らしそうなシュートを悉く止められ、このまま敗戦するかと思われましたが、このまま素直に試合は終わりません。

90+3分に宮崎のクロスを川又が頭で繋いで大井へパス。ゴール左隅へ飛んだヘディングシュートはセーブされること無く、ゴールへと吸い込まれていきました。

土壇場で劇的な同点ゴールが生まれた試合は、このまま1対1のドローで終了。お互いに勝ち点1を分け合う形となりました。

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最後に

大井の同点ゴールで辛くもドローへ持ち込んだジュビロですが、6試合勝ちなしの厳しい状況が続いています。

順位は1つ下がって12位となりました。15位柏レイソルとの勝ち点差は5しかありませんので、残留争いに片足を突っ込んだと言っても差し支えが無い状況になっています。

次のホーム仙台戦では、何が何でも勝利を手にしたいところです。

今のジュビロには苦しいときにゴールを決めてくれる絶対的なストライカーが必要です。川又と大久保は攻撃面でチームを支える大黒柱になれると信じているので、頑張って欲しいところ。

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