後半はペースを握ったジュビロだが、中村航輔の壁を越えることが出来ず痛い敗戦!その2
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前半はジュビロ本来の攻めが見られませんでしたが、逆転するために名波監督は櫻内に代えて上原を後半開始から投入することを選択。上原の投入に伴い、3バックから4バックの【4-2-3-1】へシステムを変更。

川辺が2列目の真ん中、上原はムサエフとボランチの一角を形成します。また、最終ラインは左から高橋、森下、大井、小川という並びになり、前半苦しめられた伊藤に高橋を対峙させます。

後半開始前に名波監督は以下のように話していました。

レイソルの玉際の激しさとか、それから各々が前選択を持ったときにサポートが非常に早いので、我々がズルズルと下がる状況を作らされてしまうので、もう少し高い位置で積極的にアプローチに行くこと。後はシュートを打ち切ること。

システムを変更したことで流れを引き戻すことが出来るでしょうか。

前半戦の振り返りは『後半はペースを握ったジュビロだが、中村航輔の壁を越えることが出来ず痛い敗戦!その1』をご参照下さい。

それでは、後半戦を振り返って行きましょう。

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後半戦の振り返り

54分 アダイウトンがサイドチェンジされたボールを敵陣深くまで追いかけたときに飛び出してきた中村航輔と接触してしまう。このプレーでアダイウトンにはイエローカードが提示される。

58分 クリアボールを中央で拾ったアダイウトンがドリブルで仕掛けるがペナルティーエリア手前でDFにブロックされる。

59分 ジュビロが2枚目の交代カードを切る。川辺に代えて松浦を投入。

64分 ゴール正面やや左寄り35mの距離でFKを獲得。中村俊輔が直接ゴールを狙ったが、枠を捉えることができない。

66分 右コーナーキックをキム・ボギョンが蹴るとクリスティーアーノが頭で合わせてゴールネットを揺らすがファール(手を使って押した?)を取られてゴールとはならない。

67分 クリアボールを拾ったキム・ボギョンが中央からドリブルで仕掛けて突破を図ろうとするが大井が体を張って止める。このプレーでレイソルはFKを獲得。

70分 ジュビロは左コーナーキックでショートコーナーを選択。中村俊輔は松浦からの折り返しを受けるとふわりとしたクロスを供給。川又が頭で合わせるがGK正面に飛んでしまう。

71分 中村俊輔からのパスを受けた小川大貴がドリブルで中央へ入ってきて、ペナルティーエリア右へ入り込んでいたムサエフにパス。折り返しのボールに川又がスライディングであわせるが、うまくミートできない。

73分 レイソルが1枚目の交代カードを切る。中川に代えて栗澤を投入。

75分 相手のパスをカットしたムサエフがドリブルでペナルティーエリア手前まで運んで右サイドの川又へパス。川又がエリア内に侵入してシュートを放つが、相手がスライディングでシュートをブロック。

76分 こぼれ球を拾ったアダイウトンがドリブルでペナルティーエリア内に侵入。それとほぼ同時に飛び出してきた中村航輔がシュートコースを潰してブロック

77分 右サイドでキム・ボギョンからのパスを受けた伊東がカットインからシュートを放つ。シュートが決まったかに見えたが、カミンスキーが僅かに触って軌道を変えていたため、左ポストを直撃。

80分 左サイドで高橋が松浦とワンタッチパスの交換を行い、エリア内に侵入。倒れるがこれはファールにはならない。

82分 右サイドにいた上原からのパスを受けた松浦がペナルティーエリア手前からシュートを放つが上手くミートできず、GK正面に飛ぶ。

87分 中央でアダイウトンからのパスを受けた松浦が前を向いて、左からエリア内に走り込んだ川又へパス。シュートを放つが、またも中村航輔のタイミングの良い飛び出しにあいシュートを防がれる。

88分 ジュビロが最後の交代カードを切る。ムサエフを下げて上田を投入。

89分 レイソルが2枚目の交代カードを切る。伊東に代えてディエゴ・オリヴェイラを投入。

アディショナルタイムは4分。

90+2分 レイソルが最後の交代カードを切る。小池に代えて古賀を投入。

同じく90+2分 右サイドからのロングボールを受けたアダイウトンがドリブルで仕掛けてペナルティーエリア内に侵入し、シュートを放つがブロックされる。

試合はこのまま0対1で終了。

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後半戦の総括

後半から上原を投入してシステムを4バックに変更。前線と中盤の選手が積極的にプレスにいくようになったこと、手を焼いていた伊東を止めるために高橋を左SBで起用することが上手く嵌り後半は終始ジュビロペースの試合になったと思います。

同点ゴールを早い時間に欲しかったジュビロに立ち塞がったのは、日本代表GK中村航輔でした。76分と87分のチャンスでは、迷い無く飛び出してシュートをブロック。普通なら飛び出すか迷ってもいい気がするのですが、躊躇い無く飛び出してくるのは素晴らしいとしか言いようがありません。中村航輔じゃなかったらゴールを奪えていたような気がするのですが、相手が一枚上手でした。

ジュビロのGKカミンスキーもいい反応を見せてくれました。流石、カミンスキーですね。本当に頼りになります。77分に伊東がカットインからシュートを放ったシーンは、指でボールの軌道を僅かに変えてゴールにならないようにしました。こういったプレーが出来るのは最後までボールを見ているからです。そのお陰で腕を伸ばしてボールに触れることが出来るわけです。

お互いのゴールキーパーが素晴らしいので非常に閉まったゲームになったのではないでしょうか。

さて、後半のジュビロは前半とは別人のようになっていました。やはり中盤でボールを積極的に奪いに行くスタイルが合っています。前半よりもコンパクトになっていたので、回りとの連携も格段に良くなっていました。FC東京戦のときの4バックと比べると随分完成度が上がり、十分使えるレベルまで進化したと感じます。

個人的にこのゲームで羨ましいなぁと思ったことが1つあります。それは伊東純也がサイドをドリブルで切り裂く姿です。こういう風に思い切って攻めることが出来るからボールも集まってくるし、チャンスも多く生まれるんだなと感じました。ジュビロの選手にも思い切ったプレーをする選手がもっと出てくると良いな。

多分、ジュビロで一番思い切って仕掛けてることが出来ているのはアダイウトンだと思います。今日も後半は前に貪欲に向かう姿勢が出てましたし。もう1人ぐらいそういった選手が出てくれば更に攻撃の幅が広がるような気がします。(もしかしたら上原はそういったタイプになるかも??)

今日の敗戦で3位争いからは脱落しましたが、リーグ戦は残り2試合あります。シーズンを良い形で締めくくるためにも残り全勝で終えましょう!

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