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非日常を味わえる『葛城北の丸』で夕食をいただく

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22日は袋井市にあるエコパアリーナで開催されたジュビロデー2017に参加していましたが、袋井まで行くのなら、夕食は『葛城北の丸』で食べたいなぁと思っていたため、今回の旅行に出かける前予約を取っておきました。
葛城北の丸は、『現代の平城』とも言うべき建物で、古民家から梁や柱などを移築して立てられた豪奢な日本建築となっており、普段は体験することのできない『非日常の空間』を提供してくれます。

なぜ、葛城北の丸に行きたかったかというと『サッカーW杯2002で日本代表が合宿所にしていた場所だからです。この場所を当時の代表監督だったトルシエ監督は『サムライたちが心身を休める城』と表現していました。

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葛城北の丸へ到着

エコパアリーナからは葛城北の丸までは車で20分程でした。葛城北の丸は都会の喧騒も、現代の雑音も届かない静かな環境の中に佇んでいました。

車から降りると、まず最初に目に飛び込んでくるのは立派な長屋門です。この門は静岡・遠州の地で武家屋敷の門を模して建てられたそうです。門の大きさに思わず圧倒されてしまいますね。

この門を裏から見るとこのような感じになっています。

門を通り抜けると長い石畳が広がっており、北の丸の入り口が見えてきます。この景色を見て思ったのは、時代劇で出てくる老中の大きなお屋敷はこんな感じなんだろうなというものでした。

建物に近づくと、中からスタッフの方が出てきてお出迎えをしてくださいました。一緒に中へ入り、夕食を頂く場所へと案内してもらいます。
今回、夕食を頂いたのは『椿の間』という場所でした。

中は非常に落ち着いた雰囲気となっており、窓から見える庭園の緑が映えて非常に鮮やかでした。

また、天井を見ると古民家から移築した太くて立派な梁が目に入ります。古民家で長らく使われていたので、梁に入った傷ひとつとっても非常に味わい深いですね。梁が立派なのは豪雪が降る雪国に立てられた古民家から移築してからなのでしょうね。

今回、予約した料理は『季節膳 7月 【雅 みやび】 コース』です。お献立はこのような構成でした。

お献立
前菜 夏野菜の取り合わせ
温菜 殻蟹の唐揚げと海の幸燻製マリネ
造り 旬魚の盛り合わせ氷箱盛り
蒸物 鱧と丸茄子の吉野仕立て
焼物 “静岡県産黒毛種”牛織肉の炙り焼き夏野菜添え
酢肴 鱒の龍皮巻き
食事 桜海老の土鍋御飯 味噌汁 香の物
甘味 北の丸冷菓 珈琲又は紅茶 もしくは煎茶

前菜

前菜は3種類で、上が鴨のローストと肝の煮こごり、サツマイモの甘露煮、右側が総料理長手作りの南瓜豆腐、左側がジャガイモの冷製ビシソワーズです。

肝の煮こごりは鬼灯の器に盛られていました。和食のいいところは器ひとつとってもこだわれるところですね。肝の煮こごりは舌の上にのせると熱で溶けてなくなっていきそうでした。

南瓜豆腐は南瓜の甘みをしっかりと感じることが出来、非常に滑らかな口どけでした。また、一緒に入っていたじゅんさいものど越しがよく、豆腐とは違った食感でよいアクセントになっていました。

温菜

温菜は、殻蟹(別名ソフトシェルクラブ)の唐揚げと海の幸のマリネ(ホタテと蛸)です。

殻蟹の唐揚げは想像していたよりもかなり柔らかく、サクサクとした食感でした。味はあまりカニですという主張はしていなかったので、言われなければ何の唐揚げか分からないかもしれません。

造り

お造りは夏らしさを演出するため、氷箱の上に盛り付けがされていました。氷箱の上に盛り付けがされていますので、見た感じもひんやりとしていて良かったです。

お造りは、マグロ2種類(赤身、大トロ)、海老、サゴシ、奥にもう1種類が盛り付けられていました。サゴシは手前に写っている白身の魚で大きくなると皆さんも良く知っている鰆という魚へ成長します。40cm~50cmの大きさのものをサゴシといいます。
サゴシは良く焼き魚で食べますが、お刺身で食べるのは初めてだったかもしれません。サゴシのお刺身を食べるときにお勧めの食べ方として紹介していただいたのが、塩昆布と一緒に食べるというものでした。

なぜ、塩昆布と一緒にサゴシを食べるかというと、塩気がサゴシ本来の甘みを引き出してくれるためだそうです。試してみると確かに甘さを感じることが出来ました。もう一切れはお醤油につけて食べましたが、甘みは塩昆布で食べたときのほうが多く感じましたね。

蒸物

蒸物は鱧と茄子の吉野仕立てでした。この料理は鱧や冬瓜、平茸、パプリカなどに餡が掛かっています。それらが盛り付けられているのが茄子をくり貫いたも器なので器である茄子も一緒に食べることが出来ます。

夏の食材である鱧にはおろし生姜がのせられており、鱧を噛めば生姜のさわやかな香りが口いっぱいに広がります。食材全体に掛かっていた餡は、程よい味付けになっており、食材本来の味を失わないように絶妙に調整がされていました。

焼物

メインの1つである焼物には地元静岡産の牛肉が使用されています。お肉は牛フィレ肉で、しょうゆベースの甘辛いソースが掛かっていました。

フィレ肉は非常に柔らかく、口に入れてもほとんど噛まずに食べることが出来ました。しょうゆベースのソースとお肉の相性も抜群で肉の旨みをさらに高めていました。ソースは付け合せのスナップエンドウや南瓜に付けて食べても美味しかったです。

酢肴

メインのお肉を食べたあとは、酢の物で口の中をさっぱりとさせます。この料理は夏らしい涼しげな器に盛り付けられて出てきました。

蓋を開けると、鱒の龍皮巻きが姿を現します。龍皮巻きはおせち料理には定番の龍皮昆布を使用したもののことです。龍皮巻きの上には黄色い酢味噌がのせられていました。酢の物を食べたことで口の中がさっぱりとしました。

食事

桜海老の土鍋御飯をお茶碗によそってもらうと、桜海老のいい匂いが鼻腔をくすぐります。ごはんを一口食べると御飯に糸生姜が御飯にまぶされていることに気がつきました。この糸生姜によって、口の中に風味が広がりさらに食が進んでします。

甘味

北の丸冷菓はミルクプリンと桃が主役で、ラズベリーとブルーベリーが添えられたものでした。飲み物として煎茶を選んだのですが、煎茶を飲んでから食べるとより甘みを感じることが出来、非常に美味しかったです。

最後に

18時から食事を始めて、終わったのは2時間たった20時でした。そんなに多くの量を食べたわけではありませんが、時間を掛けてゆっくりと食べることで想像以上の満足感を味わうことが出来ました。

葛城北の丸という、現実を忘れられる空間にこれて良かったなと食事を終えて思うことが出来ました。今回は、食事のみでしたが、次に訪れるときは宿泊もしてゆっくりとすごしたいものです。

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