ジュビロ磐田は、ホームでギラヴァンツ北九州と対戦しました。前節はミスから失点をする嫌な敗れ方をしていましたので、無敗のホームで良い勝ち方を収めたいところです。
前半はアウェイの北九州にペースを握られてしまい、右サイドを起点にゴールに迫られるシーンが何度かありました。ゴールネットを揺らされることはありませんでしたが、どれか1つでも決まっていれば試合の流れはまた違ったものになっていたと思います。
後半に入るとジュビロが先に2枚の交代カードを切ります。52分に中野と小川大貴を投入すると試合の流れはジュビロに傾きました。
55分に小川大貴が右サイドからクロスを供給するとPA内で相手DFの腕にボールが当たり、PKを獲得。ルリーニャが蹴りますが、ゴール左を狙って蹴ったグラウンダーのシュートは相手GKに読まれてしまい得点ならず。
いい流れが来ているうちに先制点が欲しいジュビロは、61分にエリア中央右よりの位置から大森が空いての裏へ抜け出した中野にスルーパスを供給。ワントラップして飛び出してきたGKをかわすようにつま先でシュートを放ってゴール左に流し込みます。
安心して試合を終わらせるためにも追加点が欲しいジュビロは、85分に途中出場のルキアンが山本のクロスを頭で合わせてゴールにシュートを叩き込みます。
2得点を奪ったジュビロは、北九州の攻撃をシャットアウトして開幕戦以来となるクリーンシートを達成。勝ち点3を手にしたことで、5位まで順位を上げることに成功。自動昇格圏の2位大宮とは勝ち点差2まで縮まりました。
試合のフォーメーション
ジュビロはいつもと同じ4-4-2を採用。大幅なターンオーバーはないと予想していたのですが、蓋を開けてみると前節から6人の先発メンバーを入れ替えるという思い切った策を取ってきました。
驚きだったのは、2トップをどちらも入れ替えてきたことです。どちらか1枚を替える、あるいは後半頭から1枚を入れ替えるというのは予想していましたが、最初から2トップを別のメンバーにするのは予想外でした。
6人もの先発メンバーを入れ替えた理由として、フベロ監督は、
今日が3連戦の最後でした。その中でフレッシュな選手を投入する、それがひとつの目的でした。もうひとつは、リーグ戦は非常に長くて過密です。このあとすべての選手が必要になるので、固定しないでどんどんフレッシュな選手を使っていく、そういう2つの意図があって、今日は多くの選手を変えました。