【ルヴァンカップ】甲府戦の1失点目は何が原因で生まれたのか検証してみた
9658139 - corner flag with ball on a soccer field
スポンサーリンク

水曜日に行われたルヴァンカップ第4節のヴァンフォーレ甲府戦で、ジュビロ磐田が先制点を奪われたシーンを振り返ってみたいと思います。

過密日程が続く中、最終ラインにはベテランCBの森下が入っていたわけですが、失点に絡んだのは頼りになるはずのベテランでした。

この失点シーンで気になった点は以下の2つ

①ジュリーニョにパスが供給された時、最終ラインから何故か飛び出してしまう森下
②ボール奪取に失敗した森下がゴール前のカバーに行かず、ピンチなのに全力で戻らなかった

まず、①のシーンですが、ジュビロの最終ラインとボランチの間に開いているスペースへ、ジュリーニョがパスを要求します。パスが出た瞬間、森下は、『前に歩を進めてジュリーニョとの距離を詰めてボールを奪いに行く』ことを選択。しかし、ここで前に出て行く必要はなかったと言えます。

何故ならジュリーニョとの距離が離れていましたし、最終ラインがしっかりと揃っていたので、ジュリーニョからヘイスと内村のどちらかにスルーパスを出されてもオフサイドトラップに引っ掛けることが出来た可能性があるからです。

中途半端に飛び出したことで下図の様にゴール正面にスペースが相手しまい、中へ入ろうとするヘイスの対応に藤田があたることになってしまいました。中途半端な対応となってしまい、簡単にかわされてボールを奪うことが出来ませんでした。

次に②のシーンですが、森下が飛び出したことで、ジュリーニョには、1.ヘイスにパスを出す、2.内村にパスを出すの2通りの選択肢がありました。

ここでジュリーニョは、DFとの間が狭いヘイスではなく、太田と櫻内の間でパスを要求していた内村にパスを供給。それに反応した櫻内が内村を追いかけますが、エリア手前のゴール正面位置まで侵入を許してしまいます。反転して追いかけていますので、その分時間が掛かってしまい体を寄せきることができませんでした。

しかし、ここで問題なのは櫻内ではなく、森下のポジショニングです。

ジュリーニョにかわされた後、本来であれば下図に示すエリアをカバーしに戻らなければいけませんが、何故か全力で戻らずにゆっくりと戻って行きます。

櫻内が内村と競り合って時間を稼いでいましたので、かわされた瞬間に意識を切り替えて全力疾走で戻って入れば危険なエリアをカバーすることが出来たはずです。相手がエリア内に侵入しようとしているのに全力で戻っていないというのはありえません。

対応を誤らなければ、防げた失点だっただけに勿体無い失点だったと言えますね。

にほんブログ村に参加していますので、バナークリック応援をお願いします。

にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログ ジュビロ磐田へにほんブログ村

ジュビロ磐田ランキング

スポンサーリンク
おすすめの記事