【祝!残留】攻め続ける姿勢を最後まで見せたジュビロ磐田が昇格プレーオフを制する
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衝撃的な敗戦から1週間。通常は公開している練習風景を完全非公開にするなど、いつも以上にピリピリとした雰囲気の中、“J1参入プレーオフ決定戦”を迎えました。

まさかの敗戦から気持ちを切り替えるため、試合開始の約3時間前に中村俊輔の提案で選手間ミーティングを実施。

開口一番「今のままでは勝てると思わない」と言った。あ然とする周囲。すると、「今ムカついた人は戦う準備が出来ている。ムカつかなかった人は、スタジアムへ向かうバスの中で気持ちを切り替えてほしい!」と言い放った。
出典:スポニチ 

色々な経験をしているベテラン選手が選手全員に発破をかけ、最終節の敗戦からしっかりと気持ちの切り替えを行って試合に臨みました。

引き分けでも残留は確定しますが、守りに入った瞬間から負けるリスク高くなるということを身を持って体験したジュビロは攻撃の手を緩めず、最後まで攻める姿勢を見せて東京ヴェルディの攻撃を押さえ込み、見事2対0の完封勝利収めました。

それでは、試合を振り返っていきましょう。

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試合のフォーメーション

ジュビロは【4-2-3-1】のフォーメーションを採用。1トップには右足の状態が万全ではない川又に変わり、ジュビロの希望である小川航基が入りました。そして、左サイドハーフには3月に靭帯を切る大怪我を負ったアダイウトンが復帰。頼れる選手が大事な試合で帰ってきてくれました。

最終ラインは3バックではなく、より攻撃的に行ける様に4バックを採用。中央は頼れるリーダーの大井とシーズン終盤に急成長を見せている大南が入りました。

ヴェルディは【3-5-2】のフォーメーションを採用。

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試合の総括

試合は序盤からジュビロが高い位置でプレッシングを掛けて相手を自陣深くに押し込んでいきました。ヴェルディは守備時に【5-4-1】のフォーメーションになりますので、相手陣内深くに押し込み、セカンドボールを素早く回収して連続攻撃を掛け続ける作戦に出ました。特に相手陣内深くでボールを奪われてもすぐに切り替えて相手に体を寄せていき、ボールを奪い返すことが出来ていたのが大きかったですね。

特に左サイドでは、アダイウトンを警戒して相手が2枚付けてきましたので、その分スペースが出来やすくなっていました。また、ヴェルディがプレッシングを掛け始めるラインが自陣のミドルサードとディフェンシブサードの境目辺りとかなり低く、ボールホルダーに対するプレッシャーをほとんど掛けてこなかったこともあり、ボールを自由に回す余裕があったのも攻撃にリズムが作りやすかった要因と言えます。

J1での戦いでは、相手が激しくプレスを掛けてきた時に圧力に負けて後ろや横へのパスが多くなりがちなジュビロですが、この日は視野を広く持ってパスを自由に回すことができました。

しかし、パスを回せるもののゴール中央でブロックを敷いて待ち構えるヴェルディの守備陣を崩すことは容易ではなく、ミドルシュートを放つのがやっとという状況でした。

試合が動いたのは40分でした。小川大貴がワンタッチで縦パスを入れると、大久保が山田へパスを繋ぎ、最終ラインの後ろを狙ったスルーパスを出すと、裏へ抜け出した小川航基が反応してフリーでPA内に侵入。GK上福元が飛び出してきて小川航基と接触し、倒れたところでホイッスルが鳴ってPKを獲得。

41分に小川航基が冷静にPKを決めて先制に成功。欲しかった先制点を前半の内に奪うことに成功します。

後半に入ると昇格するには勝つしかないヴェルディが先に動きます。2枚の交代カードを先に切って状況の打開を図ってきました。

70分頃までは前半と同様にジュビロペースで試合が進みます。ヴェルディは5バック+中盤4枚の守備ブロックを敷いているため、ボールを奪って攻撃に転ずるには、1トップで待機しているレアンドロにパスを出す必要がありました。しかし、レアンドロにボールが入るとすぐにジュビロ守備陣がプレッシャーを掛けにいくため、ボールが上手く収まりません。また、後ろに人数を掛けているため、レアンドロが孤立していることが多く、攻撃の組立てが上手くできていませんでした。

相手が攻めあぐねている間に追加点を奪いたいジュビロは、77分にハーフウェイライン付近で小川航基がボールを奪うと右サイドの大久保へパス。ドリブルでPA内に侵入してシュートを放ちますが、GK上福元の手に当たって軌道が変わったボールはクロスバーを直撃。

決定的なチャンスを作りましたが、相手GKのファインセーブに阻まれて追加点を奪うことができません。

ビッグチャンスを逃がしてピンチを迎えるかと思われましたが、78分にPA手前で小川航基が倒されてFKを獲得。

80分、キッカーの田口が蹴ったFKは味方が開けた壁の穴を抜けてゴール左隅へと突き刺さり、ジュビロが貴重な追加点を獲得。

残り10分という時間で2点目を奪えたのはチームにとって本当に大きかったです。

いい時間で追加点を奪ったジュビロは、最後まで集中力を切らさず、高い位置からのプレスを掛け続けてヴェルディにゴールを許すさずに完封勝利を手にしました。

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最後に

怪我人を多く抱えるシーズンでしたが、最後のチャンスを掴み取って何とか残留を勝ち取ることが出来ました。

今季の成績から名波監督の進退がどうなるかハッキリとしていませんでしたが、来季も続投するという報道が9日に出ましたね。

攻撃と守備のどちらにも多くの課題が残っていますが、それを名波監督がどのように克服していくのか。そして来季はどんなチームを目指していくのか。

今年上手くいかなかった点を改善して、来季の飛躍に繋げてほしいところです。

ジュビロ磐田、残留本当におめでとう!!

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