久しぶりに4バックを試したジュビロ、ミスが目立ちFC東京とドロー その2
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後半開始直後はお互いにメンバーの交代は無し。FC東京にピッチを広く使って攻められているので、パスの出し手へもう少しプレッシャーを掛けて相手に自由にパスを回されないように注意。攻撃面では両サイドの櫻内、宮崎の2人にボールを回せるようにして、攻撃参加を促し、攻撃の厚みをつけて行きたいところ。

名波監督は後半開始前のインタビューで、『相手の遅功にに対しては、いい守備ができている。1発から永井が裏への抜け出しをしてくるので、それは全力でケアする必要がある。相手のペースに合わせて自分達も攻撃が遅くなっているのでリズムを合わせる必要はないので、違ったテンポを見せたい』と話していました。

自分たちのペースで試合運びを行うためには、セカンドボールを奪ってすぐ相手に取り返されるのではなく、しっかりとキープをすること、パスミスやワンタッチミスなどを極力減らして上手く攻撃のリズムを作る必要があります。選手たちにはそのあたりの意識をしっかりと持って後半に臨んでほしいですね。

前半戦の振り返りは、『久しぶりに4バックを試したジュビロ、ミスが目立ちFC東京とドロー その1』をご参照下さい。

それでは、後半戦を振り返って行きましょう

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後半戦の振り返り

48分 丸山のクリアボールに反応した川又が、ペナルティーエリア内でGK林との競合いに勝ち、ヘディングシュートを放つ。しかし、ゴール右へ外れる。

53分 味方からのパスを受けた永井がドリブルで左サイドを駆け上がり、ペナルティーエリア手前からクロスを供給。折り返されたボールを高橋がヘディングでクリア。クリアボールを高萩が胸トラップしてミドルシュートを放つが、枠を捉えれない。

54分 室谷が右サイドからクロスを供給するが、カミンスキーがキャッチ

57分 ジュビロが最初の交代カードを切る。山田に代えて松浦を投入。

しばらくFC東京ペースで攻撃が続き、ジュビロは耐える時間が多くなる。

66分 ジュビロは2枚目の交代カードを切る。川又に代えて齊藤を投入。

68分 敵陣中央で齊藤からのパスを受けたアダイウトンが仕掛けようとするが、トラップが大きくなってしまい相手に奪われる。

70分 FC東京が1枚目の交代カードを切る。永井に代えてウタカを投入。

71分 FC東京は右からのコーナーキックを太田が蹴って、ニアにクロスを供給。味方が頭で合わせて高いボールを上げると、ウタカが合わせてシュートを放つが、枠を捉えれない。

73分 自陣中央から松浦が左サイドのアダイウトンへパス。ドリブルで突破を図るが、徳永が対応してクリア。左コーナーキックを獲得する。

80分 FC東京が2枚目の交代カードを切る。室谷に代えて小川を投入。

81分 最後の交代カードをFC東京が切る。前田に代えて梶山を投入。

86分 川辺が右サイド敵陣深くに走り込んだ櫻内へパスを出すが、パススピードが速かったため櫻内には通らない。

90分 ジュビロは最後の交代カードを切る。宮崎に代えて小川大貴を投入。

試合はアディショナルタイム3分でも得点を奪えず、スコアレスドローとなった。

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後半戦の総括

後半は前半よりも攻撃のチャンスを作れていませんでした。攻撃の手段が左サイドからアダイウトンがドリブルで突破を仕掛けてクリアされたボールで獲得したコーナーキックのみという状況では点を取ることは難しい。

この試合で収穫と言えそうなのは、4バックでも守備ラインを上手く構築して相手に決定的なチャンスを作らせなかったという点でしょうか。相手が外から中へボールを動かしたときも上手く絞ってしっかりと対応できていたのは良かったと思います。来季を見据えたチーム力底上げの1つと考えれば、悪い結果ではなかったと思います。

一方の攻撃面は、4バックにしたことでいつもと違う攻撃の組立となったわけですが、最後まで攻撃の歯車を噛み合わせることが出来ませんでした。そういった状況では、交代カードを上手く使って流れを変えたいところだが、控えに状況を好転させてくれるFWが居ないのがつらいところ。

山田は後半も10分間出場したが、目立った活躍を見せることはできず周りとの連携をもっと深めていく必要があると感じる出来栄えだった。もっと自分からパスを貰いに行く動きや、ボールに積極的に絡んでいく行動を見せて欲しかったところ。

交代で入った松浦は、色んなところに顔を出してボールを動かそうとしていたが、周りの動き出しがあまり良くなく、パスを出すところを探すのに苦労していた様子。そうした状況であれば、自分の持ち味であるドリブルからの突破を見せても良かったと思う。

途中出場の齊藤は居るのか居ないのかが全く分からないほど存在感が無かった。久しぶりのリーグ戦出場だったので、もっと気迫のこもったプレーを見せて欲しかった。川又のように前線で起点になるだとか、相手の裏を狙ってみるといった動きを見せて欲しかったというのが正直な感想。

この試合ではシュート数がたった6本しかなかった。その中で惜しかったと言えるのは前半に川又がクロスバーを直撃させた1本のみで、あとは枠を捉えたシュートがほぼ無い状況というのは寂しい結果。この試合のように『あのシュートが決まっていれば、勝てた』という試合を何試合か落としているのが勿体無い。

自分達のペースじゃない試合をいかにして自分達のやりやすいリズムに持っていくかという課題が見えた試合でした。

さぁ、次はいよいよ静岡ダービーですよ!!ダービーで不甲斐ない試合をするわけには行きません。リーグ戦は2週間の中断期間を挟むので、その間にしっかりと調整を行い、最高の状態でダービーを迎えて欲しいものです。次の試合は、心を滾らせる熱い展開を見せてくれると信じています。

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