ルキアンのゴールを守りきったジュビロ磐田は今季初のクリーンシートを達成
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 前節は1対2でレノファ山口に敗れて3連勝を逃したジュビロ磐田。6節はアウェイでファジアーノ岡山と対戦しました。昨シーズンは2引き分けと互角の成績でしたが、上位チームを追いかけるためにも勝ち点3を持って帰りたいところ。

 それでは試合を振り返っていきましょう。

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試合のフォーメーション

 ジュビロは3-5-2のフォーメーションを採用。

 ボランチで開幕から5試合スタメン出場していた遠藤ですが、岡山戦前の練習で足首を痛めたため、大事を取って休養することになりました。遠藤が不在の場合に誰がボランチのスタメンで出場するか注目していましたが、鈴木監督は新加入の鹿沼ではなく、前節終盤にもCBからボランチでプレーした今野を使うことを選択しました。個人的にはこういった不測の事態の時にこそ新しく獲得した選手を試してほしかったです。

 今野が1列前で起用されることになったため、CBの中央には4試合ぶりのスタメンとなる大井が入りました。前線では大津が今季初スタメンで起用されました。

 GKはこれまでスタメンだった八田ではなく、三浦が初起用されました。リーグ戦の出場は3年ぶりで、J2でゴールマウスを守るのは初めてとなります。三浦を選んだ理由として、「クロスボールの判断も良いし、シュートに対しても反応も早い。1週間の良かったというのもあってトライさせたい」となったと語っていました。

 一方の岡山は4-4-2のフォーメーションを採用。

図 岡山戦のフォーメーション
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試合の振り返り

 最初のシュートチャンスは岡山がものにする。7分、GKからのキックを上門がPA中央左よりからシュートを放つが、DFに当たってCKとなる。

 12分、敵陣中央付近で鈴木が倒されてFKを獲得。山本康裕が蹴ったFKをエリア内の鈴木がヘディングで落としたところ相手DFに当たってゴール方向へ飛ぶがライン手前で防がれてしまい得点には至らず。

 47分、鈴木が縦に入れたボールは相手DFにブロックされるが、こぼれ球を松本が拾ってエリア中央左よりから強烈なシュートを放つがGKに防がれてしまう。

 前半はスコアレスドローで折り返す。

 後半開始直後に試合が動く。49分、自陣深くから大井がロングフィードを前線へ供給するとDFの間を抜けて斜めに走ったルキアンがボールを収める。PA左角に侵入した松本へ折り返しのパスを出したが、上手く繋がらずにボールがこぼれてしまう。するとルキアンがこぼれたボールに素早く詰めて狙いすましたシュートをゴール右隅に突き刺してジュビロ磐田が先制に成功する。

77分、岡山に最大のチャンスが訪れる。PA手前左寄りの位置で獲得したFKを上門が蹴るがわずかにゴールポスト左へ外れてしまう。

87分、自陣深くで相手からボールを取り返すと、途中出場の小川航基が大森へパス。ドリブルでエリア手前へボールを運ぶとエリア内左寄りにいた小川航基へラストパスを供給する。トラップから左足でシュートを放つが相手DFに防がれてしまう。

その後はジュビロの守備陣が危なげなく逃げ切ることに成功し、1対0で勝利を手にした。

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試合の感想

 開幕から6試合目にしてようやくクリーンシートを達成することが出来ました。ここまで4試合連続で複数失点が続いていましたので、無失点で乗り切れたのはよかったです。これまでの試合のように相手がミスしてくれたお陰で助かったというシーンはありませんでしたが、1点リードだとホイッスルがなるまではドキドキしますね。

 さて、この試合では遠藤が不在になった初めての試合でした。これまでの試合では遠藤を中心に攻撃の組立を行っていましたので、最初から不在だとどうなるか注目していたのですが、結果はシュート数5本(枠内4本)とこれまでの試合で最も少ない数でした。

 ルキアンと大津の2トップ、トップ下に大森、右SHに山田、左SHに松本という前線の形でスタートしたわけですが、迫力のある攻撃はほぼ見られませんでした。遠藤がいる試合では相手の裏を狙った飛び出しや、ワンタッチパスを繋いでPA内の深いところへ侵入し、クロスを供給してゴールを狙うという形を作ることが出来ていたはずなのに…。

 2トップを採用した影響なのか、足元で受けるパスが多く相手ゴールへ迫る前に相手にボールを奪われてしまうシーンが多く見られましたので、遠藤がいない時の攻撃をどうするかは改善が必要ですね。

 前半はパスを繋ぐ意識が強すぎてシンプルなプレーが出来ずにチャンスをあまり作れていませんでしたが、後半はシンプルなプレーから1点を奪うことが出来ました。パスを繋いでゴールを目指すのもいいですが、シンプルに手数を掛けずにゴールを陥れるプレーをもっと増やしてほしいところです。

 その他に気になったところと言えば、加入後初めて公式戦に出場した鹿沼の使われ方です。投入されたのが89分と遅く、ADタイム含めてもわずか5分しか出場時間がありませんでした。使うのであればせめてADタイムを除いて15分は与えてほしかったところです。この使われ方を見ていると水曜開催の試合が始まる4月中旬以降にならないとまとまった出場時間は確保できないかもしれないですね。

京都戦で印象に残ったプレーヤー

 この試合で印象に残ったプレーヤーにGKの三浦です。目立ったセーブシーンがあったわけではありませんが、クロスへの飛び出しの判断、前線への正確なゴールキックなど安定したプレーを90分間披露してくれました。

 これまでの5試合は八田が先発で使われていましたが、この試合での安定感を見ていると新加入のアレクセイが試合に出られるようになるまでは三浦をスタメンで見ていたいと思いました。

 空きが1つしかないGKはポジション争いが熾烈ですが、いい状態を今後も維持してほしいところです。

最後に

 アウェイでクリーンシートを達成できたはジュビロ磐田にとっても大きな自信になるはずです。

 次はホームで19位の松本山雅FCと対戦しますが、上位2チームに追い付くためにも連勝を目指しましょう。毎試合点は取れているので、相手よりも先にゴールを奪えれば勝利を手にすることが出来るはず!

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