ジュビロ磐田は水曜日に行われたルヴァンカップでコンサドーレ札幌に勝利し、公式戦2連勝と調子が上向きになってきています。
日曜日のリーグ戦はアウェイでサンフレッチェ広島と対戦。リーグ戦は3連勝、ルヴァンカップでも2連勝と今シーズンは未だに負けがありません。
昨シーズンの対戦成績は1分1敗。特にアウェイゲームでは2009年シーズンの第16節(○1-0)で勝利して以降勝ちが無い状況。直近の通算対戦成績を見ても、広島には負け越していますので、苦手にしているチームの1つです。(何でこんなに相性が悪いんだろうか…)
試合の展望
ジュビロと広島は、お互いにラインを高く設定して中締め、横へのスライドを意識したコンパクトな守備陣形を保って戦うチームなので、狭いエリアで密集した戦いになることが予想されます。
試合のキーポイントとなりそうなのは、
①ボランチ対決でどちらが勝つか
②相手の背後を突く、効果的なパスを供給できるか
の2点です。
どちらのチームもボランチが“チームの心臓”であるため、ボランチの争いを制したほうが優位にゲームを進めると言えそうです。ジュビロは田口と上原のコンビが先発すると予想されますが、相手のボランチを封じつつ、いつも通りに縦への推進力も発揮してほしいところ。
コンパクトな陣形で戦うことになりますので、密集した中盤でパスを繋いでビルドアップするは難しくなります。無理にパスを繋ごうとすると、途中で相手に引っ掛けてしまってカウンターのピンチを招くリスクが高くなります。(今シーズンの広島はショートカウンターからの得点が多い)
そのため、前線の川又が相手の背後を狙って上手く飛び出し、味方からのパスを収めることが出来るかが重要になってきます。ここで収めることが出来ればアダイウトンやギレルメといった足の速い選手にボールを繋いで得点チャンスを作ることに期待。
当然、広島もDFラインの裏を狙ってくるので、しっかりとケアをする必要があります。特に青山には昨シーズンのホーム戦で良いパスを何度も背後に通されてチャンスを作られていますので、プレッシャーを掛けて縦に入れさせないよう注意することが必要です。
堅い守備を誇るチーム同士の対戦になりますので、最初に訪れたワンチャンスを確実にものにして試合の流れを掴みたいところです。
ジュビロ磐田の注目選手
この試合では3人の選手に注目したいと思います。
まず1人目は、川又はエースストライカーの川又です。今シーズンはチャンスを決めきることが出来ず、まだゴールが生まれていません。川又がゴールを決めることが出来れば更にチームも勢いに乗ることが出来ると思いますので、そろそろ"堅ゴール”を見たいですね。
2人目は中村俊輔です。前節は右サイドから鋭いクロスでアシストを記録し、チームの今季初ゴールを演出しました。俊輔のセットプレーはジュビロのストロングポイントなので、この試合でもアシストが生まれることに期待したいところ。
最後は田口です。徐々にジュビロにフィットしてきて、周りとの連携も良くなっています。田口自身がドリブルでボールを前に運ぶことも出来ますし、中から飛び出す動きも上手い選手なので、今日のような混戦では力を発揮してくれそうです。PA外からのミドルシュートも魅力の1つなので、この試合でも積極的に狙って欲しいですね。
最後に
ジュビロから広島に復帰した川辺との対戦がとても楽しみですね。川辺の縦への突破力とボール奪取能力は驚異的ですが、川辺のことを熟知しているジュビロだから出来る対策もあるはず。
川辺を上手く抑えることが出来れば、広島の攻撃力を下げることが出来るので、左サイドでマッチアップするアダイウトンやギレルメには頑張ってもらいましょう。
上を目指すならいつまでも苦手にしているわけにはいきません。今日の試合に勝って更に勢いに乗っていきましょう!
Forza ジュビロ!!
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