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試合の感想

 試合前の実況コメントでピッチコンディションが良くないという話が出ていましたが、中継が始まって映し出されたピッチは予想よりも酷い状態でしたね。

 ジュビロは前半右エンドへ攻めることになったわけですが、自陣である左エンドと比べて右エンドはPAエリア近くの右サイドとエリア手前左側に特に大きな水たまりができていてボールが止まりやすい状態でした。ボールがエリア手前で止まってしまうので、必然的にロングボールや浮き球のパス、サイドからのクロスが多くなったのですが、ルキアンのヘディングシュートは枠を捉え切れず、GKが受けにくいように狙ったループシュートも不発に終わってしまいます。

 攻める側のピッチは水たまりが多い状況でしたが、自陣のPA付近は比較的水が少ないためボールが弾みやすかったので、愛媛の攻めに上手く対応する必要がありました。CKのこぼれ球から唐山が放ったシュート、茂木が放ったミドルシュートは三浦がしっかりとブロックして得点を許さず、前半を無失点で切り抜けられたのは狙い通りだったと思います。無失点で前半を切り抜けることが出来ました。

 ジュビロの狙いとしては、後半はピッチ状態が良い左エンドへ攻めることが出来るので、いつもの状態に近いサッカーを展開してゴールを奪いたいところでしたが、54分のルキアンと山田大記のシュートはどちらもブロックされ、伊藤と山本義道が放ったミドルシュートもGK秋元に防がれてゴールネットを揺らすことが出来なかったのは誤算だったと言えます。

 スコアレスの膠着状態が続く中、打開を図るために交代カードを上手く使いたいジュビロでしたが、最初の交代カードを切ったのは73分で大森に代わって藤川が投入されました。2枚目の交代カードは81分に使用してルキアンに代わって小川航基を投入しました。

 結局この試合では残り3つの交代枠を使い切ることはなかったわけですが、使えなかった理由としては、以下のことが考えられます。

 ①ピッチコンディションが予想以上に悪いことから怪我明けの遠藤を投入するにはリスクがある。
 ②経験の浅い吉長をこのピッチに送り出すのも難しい
 
 もし何が何でも1点を取って勝ち点3を獲得するという作戦にシフトするのであれば、鈴木を下げて大津を投入し、山田を右ウイングバックとして起用するという手もあったと思いますが、シャドーの位置で上手く動き回っていた山田の位置をずらすのは得策とは言えないと考えますので難しかったのではないかと推測します。

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勝っておきたい状況で点が取れない・・・

 この試合の後に行われた2位琉球対3位京都の試合はスコアレスドローで終わりましたので、ジュビロ磐田としては愛媛戦に勝っておけば勝ち点差を縮めるチャンスでした。首位の新潟は逆転勝ちで大宮を下して12戦負けなしをキープし、ジュビロを含むライバルチームに差を付けることに成功しています。

 23本のシュート中15本の枠内シュートがあったわけですが、どれか1つでも決めれていればという後悔は残りますね。劣悪なピッチコンディションで勝ち点1を持ち帰れたのを良しとするのか、それとも勝ち点2を失ったと考えるのか。チームとしての受け取り方がどちらであるかは分かりませんが、すでに4敗している状況からすると痛い取りこぼしと言えます。

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