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試合の感想

 この試合の先制点は、最近のジュビロのストロングポイントである右サイドの攻撃から生まれましたね。松本昌也が右サイド深くからクロスを供給し、エリア内で山田大記がボールを落としたところにルキアンが詰めてゴールという流れでした。栃木も右サイドからの攻撃に警戒をして準備をしてきているようでしたが、その警戒を上手く破ることが出来ました。ただ、せっかく先制したのにたった2分で追いつかれるとは・・・。

 セットプレーからの失点だったので、まぁ仕方がないかと1回目に試合を見た時は思ったのですが、もう一度失点シーンを見てみると得点者の矢野に対しての寄せが甘すぎてほぼフリーでボールに触られていました。セットプレー時の守備を確認すると、ルキアンはボールが蹴られる直前にマークしている選手に体を寄せてフリーで受けられないようにしていますが、矢野の前にいた山本義道はボールウォッチャーになっていましたし、背後にいた山本康裕は矢野に位置取りで負けて何もすることが出来ませんでした。

 ゴールが決まった瞬間に一番悔しがっていたのが、しっかりと守備をしていたルキアンだったというのも印象的でしたね。セットプレーのマークの付き方も改善が必要ですね。

 すぐに追いつかれてどうなることかと思いましたが、うちのチームには頼れる絶好調男がいるので心配は無用でしたね。大森からのスルーパスに反応したルキアンがGKをかわしてゴール。今季初スタメンの鹿沼が絡み、大森が素早く前を向いてルキアンへパスをだして生まれたわけですが、栃木の小野寺が頑張って戻ってルキアンのシュートを防ごうとしたのにルキアンは体の軸がほぼブレずに妨害などなかったかのようにゴールを決めてしまいます。敵じゃなくて味方で良かったと思えるゴールシーンでした。

 リードを長い時間保てないのが今年のジュビロと言ってしまえばそれまでですが、この試合でも56分に同点に追い付かれてしまいました。問題なのは失点の仕方です。起点となったのは鹿沼がボールを運ぼうとしたところを奪われてしまったことですが、問題だったのはその後の対処の仕方です。三浦が飛び出してきてボールを前線にクリアするのですが、クリアしたボールはジュニーニョに回収されてしまい、がら空きとなったゴールめがけてシュートを打たれて失点。前にクリアという判断ではなくセーフティーにラインの外へボールを出す選択をすべきでした。

 セーフティーな選択をすべきだった思ったシーンが前半終了間際にも1つありました。48分にボックスの外(ゴールライン際)で山本康弘がボールを受けると前にパスを出して味方に繋ごうとしますが、矢野に奪われてしまいピンチになりました。残り時間を考えてもここはセーフティーにサイドラインを割るボールを蹴るべきだったと思います。ジュビロはこういった場面が失点に繋がることが多いのでセーフティーな選択を選んでほしいところです。

 後半開始早々に失点をしたので、勝ち点を落とすことになるかと思いましたが、75分にコーナーキックのこぼれ球を伊藤が抑えのきいた素晴らしいボレーシュートをゴールに叩き込んでくれたお陰で勝ち越しに成功しました。やはり伊藤は最終ラインではなく、攻撃に関与しやすい位置でプレーするのが活きますね。

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この試合の収穫について

 ①森岡が右CBで使えることが分かったので、最終ラインの組み合わせに柔軟性を持たせることが可能
 ②ボランチに鹿沼を入れるとパスの受け手として顔を出す位置が増えてボールを散らしやすくなる
 ③伊藤は左CBで攻撃参加させるのではなく、前の位置で攻撃参加させる方が持ち味がでる

 栃木戦でこの3つの収穫を得ることが出来たのは、今後のチームメンバー選びに幅が出てくるのではないでしょうか。

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最後に

 複数得点はするけれど複数失点もするという相変わらず全力全開の殴り合いを続けているジュビロ磐田。いまのところはルキアンという最強の切り札が手にあるので何とかなっていますが、いつまでもこの複数失点をしている状態をそのままにしておくわけにはいきません。

 上位3チームは安定した戦いを見えせているだけに早急に改善をしたいところ。(このセリフいつも言っているような・・・)

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