ジュビロ磐田は選手を酷使しすぎ!?第10節終了時点の出場時間数をランキングで紹介していく
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 J2リーグは全42節中10節が終了し、約1/4を消化しました。ここまでの戦いを振り返って気になることと言えば、ターンオーバーをほとんど行っていないことです。昨シーズンのフベロ監督体制ではターンオーバーを積極的に活用し、選手のコンディション管理を行っていましたので、今シーズンと比較した場合どのような違いがあるか気になったので調べてみました。

 出場時間の元データは、J.League Data Siteに記載されている記録を使用しています。なお、フル出場は90分で計算されており、前後半のADタイムは含まれていません。

 それでは、10節終了時点の出場時間をランキング形式で紹介していきましょう。

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4位でも出場時間はかなり多かった

 10位 出場時間450分 八田直樹、三浦龍輝
 
GK2人が10位にランクイン。開幕から5節までは八田がゴールマウスを守り、6節~10節は昨シーズン出番がなかった三浦がゴールマウスを守りました。枠が1つしかないGKというポジションを今後は三浦とアレックスの2人で争うことになりそうです。

 9位 出場時間540分 山本義道
 3バックの右を務めることが多い、山本義道がランクイン。第1節~第6節までフル出場を果たしていましたが、7節以降は足首の怪我によりベンチメンバーから外れています。CBは比較的層が厚いポジションではありますが、早く復帰してほしいですね。

 8位 出場時間605分 今野泰幸
 ボランチとCB中央で活躍するベテラン選手の今野泰幸がランクイン。12節は出番がありませんでしたが、3節~5節はCB中央でスタメン出場を果たし、6節以降は怪我で離脱した遠藤に代わってボランチのポジションでスタメン出場を果たしています。

 7位 出場時間649分 大井健太郎
 CBの真ん中を務めるベテラン選手の大井健太郎がランクイン。12節はフル出場していましたが、34節は出場が無くなり、5節に途中出場をして以降は10節までフル出場を継続中です。年齢を考えるとそろそろ休ませておきたいですね。

 7位までは出場時間が700分以下でしたが、6位より上は出場時間が750分以上の選手ばかりとなりました。

 6位 出場時間750分 鈴木雄斗
 今季からジュビロ磐田に加入した鈴木雄斗がランクイン。昨シーズンまでは左SBを務めることが多かったのですが、ジュビロでは第1節の途中から左CBで起用されており、3節以降はCBのスタメンで起用されるようになり、直近の4試合は右CBで起用されています。本来はもう一列前でも使える選手なので、ウイングバックのポジションでフル出場した場合にどうなるかが見てみたいところ。

 5位 出場時間778分 大森晃太郎
 ジュビロに在籍して2シーズン目となる大森晃太郎がランクイン。今シーズンも開幕から2シャドーの一角としてスタメン出場を続けています。出場時間は多いのですが、フル出場した試合がひとつもないのは意外でした。ただ、どの試合でもピッチを縦横無尽に駆け回り、攻守に渡ってチームを助けてくれる頼もしい存在です。運動量が多い分怪我が心配なので、今後は適度に休みを与えてほしいところ。

 第4位 出場時間787分 ルキアン
 ジュビロ磐田を牽引する絶対的なエースFWのルキアンがランクイン。開幕節からスタメンで出場しており、3節の水戸戦で今季初ゴールをあげると、5節山口戦から9節大宮戦まで5試合連続となるゴールを決める大活躍をみせ、リーグの得点ランクでも2位につける大活躍を見せています。

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3位から先は怪我が心配になる出場時間・・・

 それでは、第10節までの出場時間数ランキング第3位~1位を発表していきましょう。

 3位 出場時間858分 山田大記
 2シャドーの1角と右ウイングバックを務める山田大記がランクイン。開幕節から5節までは2シャドーの右でスタメン出場していましたが、6節以降は右ウイングバックを務めていた小川大貴が怪我で離脱したため、右ウイングバックのポジションでスタメン起用されています。今季は10ゴールを取ると宣言していますが、10節終了時点でチーム2位となる5ゴールを決めています。リーグのゴールランキングでも5位となっていますので、残り5ゴールも早く決めて目標を上方修正してほしいですね。

 2位 出場時間881分 松本昌也
 左ウイングバックも右ウイングバックもこなすことが出来る松本昌也がランクイン。開幕節からスタメン出場を続けており、途中で交代したのは2節町田戦と7節松本山雅戦のみ(松本山雅戦は89分交代なので実質フル出場みたいなものですが・・・)。サイドからの正確なクロスでチームの得点を大量アシストしています。層が薄いウイングバックの選手であり、チームのアシスト王なので、本気で休みを取ってほしい選手ですね。この選手が怪我で離脱するとチームの攻撃力が半減してしまいますから・・・。

 1位 出場時間899分 山本康裕
 堂々の第1位にボランチを務めるキャプテンの山本康裕がランクイン。ずっと出てるよねとは思っていましたが、まさかここまで出場時間が長いとは・・・。6節岡山戦で89分に交代した以外、すべての試合でフル出場を果たしています。前後半のADタイムを入れると余裕で900分を突破していますね。特にジュビロのボランチは途中交代が少ないポジションですが、流石にほぼ900分はやりすぎです。お願いですから休ませてあげてください。 

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フベロ監督時代の出場時間と比較してみた

 さて、多くのサポーターの皆さんはフベロ監督体制ではターンオーバーを上手く活用していたと記憶されていると思います。ここからは昨シーズンのフベロ監督体制の出場時間と今シーズンの出場時間を比較して実際のところどれくらい差があるのかを見ていきましょう。

 今季と同じく10位から1位までを簡単に紹介します。

 第10位 出場時間554分 山本康裕
 第9位   出場時間606分 大森晃太郎
 第8位   出場時間699分 小川航基
 第7位   出場時間707分 ルキアン
 第6位     出場時間716分 松本昌也
 第5位     出場時間720分 八田直樹
 第4位     出場時間724分 藤田義明
 第3位     出場時間734分 小川大貴
 第2位  出場時間817分 伊藤洋輝
 第1位  出場時間819分  上原力也

 出場時間750分以上の選手が僅かに2人。そして、850分以上の選手は誰もいないという結果でした。今シーズンと比較すると明らかに出場時間が少ない選手が多く、フベロ監督体制では10試合の出場時間が750分を越えないようにマネージメントして選手が怪我をしないように出場時間をコントロールしていたことが良く分かりますね。昨シーズンは伊藤洋輝が開幕節以外はずっとフル出場して心配になるくらいでしたが、今シーズンはそれよりも出場時間が多い選手が3人もいます。昨シーズンよりもミッドウィーク開催が少なく日程的な余裕があるとはいえ、もう少し選手を休ませてほしいところです。

最後に

 ターンオーバーの採用や交代カードを使う時間が早かった昨シーズンは勝ち点を落としていたかというと、成績は5勝2敗2分の勝ち点17(得点13、失点11の得失点+2)でしたので、今シーズンの成績である6勝4敗の勝ち点18(得点19、失点16の得失点+3)と差は僅かに1しかありません。

 今シーズンよりも日程がきつかった昨シーズンはメンバーを替えても勝ち点を拾えていましたので、連係や判断の良さだけを基準にするのではなく、選手のコンディション管理やモチベーションの維持という観点からもっとターンオーバーや交代カードを早く使うなどの対応をしてほしいところです。

 このままの起用が続くと今のスタメンが怪我で大量離脱した時にチーム力の低下は免れません。そうならないためにも層を厚くして誰が出ても一定以上の戦いが出来るようになっておく必要があります。

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