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試合の感想

 開幕節の琉球戦以来となる無得点での敗戦となりました。この試合は山形が前半からアグレッシブに自分たちからアクションを起こした攻撃と守備をしたいと語っていた通りに試合進められてしまったわけですが、ジュビロの選手は3連戦の疲労から明らかに動きが重たくなっており、積極的に動いてくる山形のペースについていくことが出来ませんでした。

 そのため、ゾーン2でボールを回そうとしても味方がいるよりも遠いところへパスを出すといった簡単なミスが続発してしまい、松本昌也のパスが山本康裕に合わなかったところを拾われてカウンターを受けて失点に繋がるというミスから先制点を献上する苦しい展開になりました。

 鈴木監督はターンオーバーを採用しませんでしたが、試合後のコメントでルキアンを変えた理由について問われ、

交代する前まで上手くいっていなかったこと、そして連続して試合に出ていて疲れもあったこと。後半はカウンター的な要素から速い攻撃でチャンスがいくつかあったと思うんですけど、そこも考慮してあのタイミングで代えました。

 と答えていますが、疲れがあると理解しているのであればスタメンで起用するのではなく、後半途中から起用するという選択肢をなぜ選ばなかったのでしょうか。選手からすれば、当然スタメンで出たいと思うので、行けますと言うでしょう。しかし、疲労度合いを外から客観的に見て選手のマネージメントを行うのが監督の責任です。

 試合開始前に監督自身が言っていた『チーム力をもって戦わなくてはいけない。』という言葉は何だったの?

 後半頭から2枚替えたことについて、リズムが悪かったからと言っていますが、そのリズムが悪くなった原因は酷使による疲労から足が止まってしまった結果だったのでは?

 チーム力をもって戦わなくてはと言うのであれば、ターンオーバーを採用して上手くチームを回してほしいというのが正直なところです。

 メンバーを替えた後半は、山形の足が止まってきたこともあり、チャンスを作るシーンが前半よりも増えました。しかし、藤川と小川航基の2人は決定機を決めきることが出来ずに同点及び逆転のチャンスを手にすることが出来ませんでした。これは試合出場時間が短いことで試合勘がおかしくなっているのも関係しているのではないかと個人的には思います。

 藤川と小川航基の2人は直近5試合の出場時間平均が約16分とかなり短い時間になっています。途中出場の回数は多くともまとまった試合時間を確保してあげなければ、試合に上手く入ることは出来ません。試合勘を養うためには出場時間が必要なのにターンオーバーの採用に消極的であるがために試合勘を養うことが出来ないという負の循環に控え選手は入っていると言えます。

 ずっと言っていることではありますが、チーム力をあげるのであればサブメンバーにももっとチャンスを与えるべきです。現状の出場時間では短すぎてこれで結果を残せというのは酷だと思います。

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最後に

 コンディションについての認識を変えない限り、今後も連戦の最中に下位チームと戦って取りこぼすことがあるでしょう。

 スタメンのメンバーだけではなく、もっとサブメンバーを信頼して使ってほしいというのが本音です。 

  今の使われ方では若手が伸びるどころか腐ってしまう・・・。

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