
12月2日に各地で開催されたJ1最終節の「ジュビロ磐田対鹿島アントラーズ戦」を現地で観戦してきました。
浜松からヤマハスタジアムまでは車で移動。車は開放されているジュビロの駐車場(料金1,000円)に停めてスタジアムまでは徒歩で向かいます。
持っているチケットはフリーゾーン(ゴール裏、バックスタンド)のチケットだったので、少しでも楽に席を確保するため優先入場の抽選に並ぶことにします。
抽選結果はどうだった?
前回訪れたときはフリーゾーンの抽選には参加しませんでしたが、今回は列に無事並ぶことに成功。かなり早く着いたつもりでしたが、9時20分時点で既にかなりの人達が並んでいました。
10時の抽選開始まで並んで待つことになるわけですが、周りの知らない人と『今日はどうなるか?』などのちょっとした話が出来るので楽しかったりします。
抽選開始時刻になると列が少しずつ動き始めます。いよいよ優先入場の順番を決める抽選の始まりです。
抽選で引くクジに書かれている数字順に並び直して優先入場するわけですが、抽選の列に早く並んだからといって低い数字のクジが引けるわけではありません。
いい数字を引けるかはどうかは”自分の運次第”です。
ようやく私の番が回ってきたので、抽選箱に手を入れてクジを引きます。すると2枚のクジがついてきました。
どっちを選ぶか迷いましたが、何となく引っ掛かって付いてきた方を選びます。(直感ってこういうとき大事ですよね。)
クジを開いて数字を確認すると、30番台というかなり前の数字を引けました。
抽選に参加するのは初めてでしたが、ビキナーズラックでいい番号を当てることができ、興奮が最高潮に。(笑)
ちなみに1枚のクジで最大8人まで同時入場できます。グループで行ってクジを引けば、その中で1番いい番号を選んで並ぶことが出来るので効率がいいかもしれません。
抽選した番号順に並び終えると、会場時間15分前の11時45分までは列から離れることができます。自分の場所が分かるようにレジャーシート等を置いておきましょう。
列でずっと待機していてもいいのですが、暇を潰すためにスタジアム近くのイオンへ向かいます。何か足りないものがあればこちらで買い物をしておくと便利です。
席を確保したらお昼ご飯を食べに露店へ行こう!
会場時間前に列へと戻り、会場を待ちます。
優先入場の順番は早かったのですが、スタジアムへ入場すると席はかなり埋まっていました。
いい位置に空きが無いか探していたところ、ちょうど良い場所が空いていたのでそこに座ることにします。
バックスタンドの席だったのですが、座席の下に荷物を置くスペースが無いのが欠点ですね。今回は寒いといけないので色々とものを持って行っていたため、ジュビロバックがパンパンで置く場所に困りました^^;
荷物を置くスペースがあれば、もっと観戦がしやすくなるので何とかして頂けるとありがたいです。
荷物を置いたら露店へお昼ごはんを買いに行きましょう!。お昼を買いに行くときはビニールシートと折りたたみの椅子を持っていくと座る場所が確保しやすくなるので便利ですよ。
バックスタンド裏の露店には『からあげ、カレー、ラーメン、ホルモンクッパ、焼き立てパン、焼きそば』など豊富なメニューが揃っています。美味しそうな匂いが辺りにはただよっており、どれを食べればいいか迷ってしまいますね。(笑)
色々と露店で買ったのですが、写真に残っていたのは『ラピュタパン』だけでした。
ラピュタでパズーが食べていたのは、パンの上に目玉焼きを乗せただけのシンプルなものでしたが、このパンは目玉焼きにマヨネーズとケチャップが掛かった組合せになっています。目玉焼きとマヨネーズの組合せはやっぱり美味しい…!パクパクと食べ進めてあっという間に無くなってしまいました。
日陰に入ると寒かったので体を温めるためにホルモンクッパも食べましたが、ホルモンの味が染みたスープはとても美味しく、食べ進めていくと体が温まって幸せな気分になれました。
あまり食べ過ぎると試合中に眠くなるので、食べすぎには注意が必要です。(笑)
いよいよ、今シーズン最後の試合。力の限り応援だ!
試合開始時間が近くなったので、席へと戻ります。アウェイゴール裏を見てみると鹿島サポーターでいっぱいです。
試合開始前に、ゴール裏からバックスタンドも一体となって選手を応援しましょう!と声掛けがありました。
ホーム最終戦の相手は前年王者の鹿島アントラーズ。強敵を相手にす選手の力になれるよう懸命に応援を行います。
スタジアムに訪れ始めた頃はチャントを歌うのが恥ずかしかったりしましたが、少しずつ覚えて皆と一緒に歌えるようになると一体感を感じることが出来て嬉しくなりますよね。
前半からジュビロが積極的に仕掛ける展開で試合が進んでいきました。チャンスになる度、サポーターの声援は大きくなり選手を後押しします。
鹿島は優勝が掛かった試合の緊張からか身体が思ったように動いていない印象でした。その隙を逃すまいと猛攻を仕掛けるジュビロ。惜しいシュートを放ちますが、ゴールネットを揺らすことが出来ません。
すると44分にピンチを迎えます。鹿島が右コーナーキックを獲得し、クロスを供給すると植田がヘディングで合わせてゴールネットを揺らします。
攻めていた中で嫌な時間に失点してしまったと思っていると、エリア内でファールがあったためノーゴールの判定。決められた瞬間は焦ってしまいましたが事無きを得ました。
予想していた展開は鹿島がボールを持って攻めてくるため、耐えてチャンスを伺う形になると思っていました。しかし、試合が始まるとジュビロが勇気を持って仕掛けるシーンが目立ちましたね。ゴールを奪うことが出来れば最高でしたが、かなりいい試合の入り方ができました。
前半終了時点で鹿島と優勝争いをしている川崎はリードをして前半を終えていました。鹿島が優勝するには勝つしかない状況なので、前半よりも攻撃のプレッシャーを高めてくることが予想されました。
後半開始前にジュビロが最初の交代カードを切ります。シーズン終盤に覚醒を見せている上原がピッチへと立ちます。右に上原、左に小川大貴が入るフォーメーションに変えて後半を戦います。
後半は鹿島の圧力を受けて相手陣内へと攻め込むことが中々出来なくなったジュビロですが、慌てることなく相手の攻撃の芽を潰して自分達にチャンスが来るのを待ちます。
相手が圧力を高めてきても浮き足立つことなく、しっかりと対処が出来るようになったのは今シーズン大きく成長したところですね。
中盤はジュビロも左サイドのアダイウトンを使って攻撃を仕掛けていきます。
しかし、前半から激しくボールを奪いに行っていたため足が止まりかけてしまいます。昨年のチームであれば足が止まってしまうと失点することが多かったですが、ジュビロは要所要所で上手く守備を行い、全員が身体を張って鹿島にゴールネットを揺らさせません。
最後まで相手の猛攻を耐え切り、スコアレスドローで試合終了。
勝利をあげることはできませんでしたが、王者相手に互角以上に渡り合えていました。
試合終了後、鹿島の選手達の何人かはピッチへうずくまっていました。その姿を見たとき、やはり胸にぐっとこみ上げてくるものがありましたね。ペナルティーエリアで倒れこんでいた三竿に中村が歩み寄って立ち上がるよう手を差し出していたのが非常に印象的でした。
ライバルチームが目の前で優勝するのは見なたくなかったですが、負けてうなだれている姿を見るのもつらい不思議な経験でした。
試合終了後のセレモニー
試合終了のセレモニーで木村社長、名波監督、大井キャプテンの3人がファン・サポーターの前であいさつをしました。
木村社長のあいさつの中で、
来シーズン、さらなる上積みをしていきながら、今年以上の成績、そして更なる高みを目指して、名波浩監督のもと、頑張ってまいります!
とい言葉がありました。この言葉だけで木村社長が名波監督へ絶大な信頼を寄せていることが良く分かりますね。本当に良い人が社長になってくれて良かった!!
次に名波監督があいさつをしたわけですが、何を話すんだろうとワクワクしてまっていました。すると、想像していたよりも短く、そして力強い言葉を聞くことが出来ました。
名波監督のあいさつ
2017シーズン、ジュビロ磐田に関わる全ての皆様感謝の心しかありません。本当にありがとうございます。
俺の息子たちはどうでしたか?皆さんへのお願いはひとつだけです。
「来季も俺についてこい!」
家に帰るまでが試合観戦です。お気をつけてお帰りください。
来季も俺についてこい!って名波監督カッコ良過ぎやしませんか?
J1復帰初年度に苦労したチームをここまで育ててくれたんですから付いて来いと言われなくても付いていきますよ!(笑)
来季も観ていて楽しいワクワクするサッカーを見せてください!よろしくお願いします。
俺について来い発言のあとにあいさつに立った大井キャプテン。サポーターへの感謝を述べた後、名波さん、来年も付いていきます!とすかさず言ったところで思わず笑顔になりました。
さて、ホーム最終戦のセレモニーを聞いて『どういった方向へチームを持っていき、そこを目指すには何をすればいいのか?』という目標をフロントと現場がしっかりと共有できているんだなと感じることができました。(この共有が上手く行っていないチームは補強がチグハグになったりしてチームの運営が上手くいかないことが多いように思います。)
チームのあるべき姿が明確になっているからこそ、今年の的確な補強があったと言えるのではないでしょうか。
シーズンを通して素晴らしい活躍を見せたジュビロですが、真価を問われるのは来年以降です。古豪から強豪と呼ばれるチームに戻るには来季の戦いが重要です!
そのためには”増やした引き出し”を上手く活用できるようにする必要があります。
来季もファン・サポーターを喜ばせる戦いを多く見せて上位争いを繰り広げてほしいところ。
来年はどれか1つタイトルを取れるようになると良いなぁと思うのでした。
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