ジュビロ磐田で2014~2019年まで監督を務めた名波浩氏が松本山雅FCの監督に就任するという正式なリリースが松本山雅FCのホームページに掲載されました。2019年6月30日にジュビロ磐田を退任して以来、実に2年ぶりの現場復帰となります。
確か今年の1月29日に放送されたJリーグラボ#93で、MCを務めるコンサドーレ札幌社長の野村氏と名波氏の2人がセレッソ大阪社長森島氏、SC相模原会長望月氏と今年のJリーグ開幕について語った回の中で、今年の目標として"現場復帰をしたい"と話していたと思います。
ジュビロ磐田の監督を辞任してから2年の歳月で名波監督がどのような進化を遂げたかとても楽しみです。
今回は名波監督の現場復帰を祝ってこれまでのシーズン成績を振り返っていきたいと思います。
2014年シーズン途中にジュビロ磐田の監督に就任
名波監督が初めて指揮を執ったクラブは、自身が長く現役を過ごしたジュビロ磐田でした。
2014年シーズン開幕前はJ2の優勝候補に挙げられていたジュビロでしたが、33節終了時点で3位と順位は悪くないものの、2位松本山雅と勝ち点差8を付けられていたことから2014年9月25日にシャムスカ監督を解任を決断し、新しい監督としてチームOBの名波浩氏を招聘しました。
34節愛媛FC戦で初めて指揮を執り、前田 遼一(現ジュビロ磐田U-18コーチ)と松浦 拓弥(現 横浜FC所属)のゴールで2対0のクリーンシートを達成。初采配で初勝利を飾りました。
2014シーズンの成績
順位4位 2勝5分2敗 勝ち点11 得点11 失点11 得失点±0
勝率22.2% ※勝率は引き分けを負け扱いで算出
4位でシーズンを終えたジュビロは、J1昇格を争うプレーオフ準決勝で山形と対戦。94分にGK山岸のヘディングシュートでゴールネットを揺らされて1対2で敗戦。2015年シーズンもJ2で戦うことになりました。
2015年シーズンは念願のJ1昇格を達成
2015年シーズンは新外国人選手として、ジェイ、カミンスキー、アダイウトンの3人を補強。その他にも駒野、伊野波、小林祐希、太田といった戦力がおり、充実した戦力でJ1を目指しました。
開幕戦はホームでギラヴァンツ北九州と対戦し、新加入のジェイが2ゴール、アダイウトンが1ゴールを決めて3対1で勝利。2節の京都サンガFCでも勝利して連勝スタートをきりました。大型連勝は無かったものの、シーズンを通して連敗したのは2度だけと安定した戦いを見せたジュビロはこのシーズンを2位で終えて念願のJ1昇格を達成しました。
2015シーズンの成績
順位2位 24勝10分8敗 勝ち点82 得点72 失点43 得失点+29
勝率57.1% ※勝率は引き分けを負け扱いで算出