【天皇杯】公式戦4試合ぶりの勝利、この流れをリーグ戦にも繋げよう!
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天皇杯ラウンド16が9月26日に開催され、ホームのヤマハスタジアムに苦手としているコンサドーレ札幌を迎えました。

ジュビロはリーグ戦4試合未勝利、札幌は2連敗とリーグ戦で不調に陥っているチーム同士の対戦となったわけですが、どちらのチームも週末のリーグ戦に勢いをつけるためにもこの試合で勝利を手にしたいところ。特にジュビロは、近年で最も過酷な残留争いに巻き込まれていますので、状況を好転させるためにもホームでの勝利が必要です。

今季のカップ戦を含む対戦成績は1勝1敗1分の五分となっています。札幌とはまだリーグ戦でも対戦が残っていますので、いい形で試合を戦いたいところ。

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試合のフォーメーション

ジュビロ磐田はリーグ戦に出場していた山田と高橋を除き、スタメンを9人替えてきました。リーグ戦では2試合連続でスタメンから外れている川又がスタメンで出場、最終ラインでは大南が久しぶりにスタメンに名を連ねます。ジュビロの最終ラインは、大井と高橋のイエローカードが3枚になっていますので、リーグ戦終盤で大南の力が必要となる場面が必ず来ると思います。その時に力を発揮するためにも良いパフォーマンスを見せてほしいところ。

リーグ戦では【3-5-2】を採用していますが、この試合ではアンカーを置いた【4-3-3】で戦いました。スタメンを見た時は4バックにして【4-2-3-1】で戦うのかなと思ったのですが、山本をアンカーに置いて、前線には川又、山田、松本を並べる布陣にしてきたのは意外でした。

一方の札幌はリーグ戦からスタメンを10人変更し、【3-5-2】のフォーメーションを採用しました。

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試合の総括

札幌は積極的に前からプレスを掛けにいくのではなく、少し引いて守ってきましたので、ジュビロは余裕を持ってパスを回すことが出来ました。パスを出した後の選手の動き出しも良く、空いているスペースを効果的に使って相手ゴールへと迫れていたと思います。

特に相手が3バックだったこともあり、最終ラインの横に出来るスペースを上手く使うことが出来ていました。

先制点が欲しかったジュビロは、9分という早い時間帯に川又のゴールで先制。最終ライン中央の隙間からゴール前のスペースへと抜け出した川又に小川大貴が良いスルーパスを出して奪ったゴールでした。完全に崩した形で奪ったゴールを見たのは久しぶりだったので、リーグ戦でもこういいた形を出せるといいですね。

幸先良く先制に成功しましたが、2分後に同点に追いつかれる苦しい展開になります。

11分、自陣左サイドのハーフウェイライン付近でボールを受けたキム・ミンテが、右サイド深くへサイドチェンジパスを供給。ゴール前に走り込んで来た右サイドの早坂がエリア内でパスを受けると、GKとの1対1になって冷静にゴール右へシュートを流し込み同点に追いくことに成功。

ジュビロは大外にポジションを取っているウイングの選手に抜け出されてゴールを決められるシーンが非常に多いです。中に絞って守備をしているので、サイドにスペースが空くのは仕方がないですが、何度も同じ様な形でやられるのを見ると修正が必要と言わざるを得ません。

失点シーンでは、サイドチェンジパスが出る直前に高橋が最終ラインをあげるようにジェスチャーをしていました。しかし、藤田(最終ラインの映像が映っていないので、その後の位置関係から推測)のラインの押し上げが間に合わずオフサイドを取ることが出来ませんでした。守備時のポジショニングを修正して、オフサイドを上手く取れるように改善していく必要があります。

この同点ゴールによって試合の流れが変わるかと思われましたが、ジュビロは慌てることなく自分達のペースで試合を上手く進めることが出来ていました。追加点を奪うことはできませんでしたが、シュートまで持っていく回数を多く作るなど得点を奪えそうな雰囲気の中、前半を折り返します。

前半で特に印象深かったのは、前半26分に小川大貴が左サイドでボールを受けてすぐにクロスを入れなかったことに対して川又が、「おい、クロスをあげろ!!」と激しく要求したシーンです。川又は試合前に小川大貴と大南にクロスについて要求を出していたとのことなので、何でクロスを欲しいといっているのにあげないんだという想いが強く出たのだと思います。こういった姿勢が溢れ出すのは川又の良い面の1つですね。

後半に入ってもジュビロの勢いは衰えることは無く、59分に逆転に成功。次節は累積警告で出場停止の山田がコーナーキックのこぼれ球を拾って、シュートを流し込みました。このゴールで一安心かと思いきや、10分後に再び同点へ追いつかれてしまいます。

得点しては追いつかれるというシーソーゲームの展開になったわけですが、ジュビロにもリードを広げる大きなチャンスがありました。それは67分のシュートシーンです。

試合を見ていたときは、松本がシュートまで持って行ったのは良かったと思ったのですが、すぐ後に同点に追いつかれた状況を考えると自分でシュートを打つのではなく、右サイドを駆け上がっていた川又にパスを出した方がより得点のチャンスが高かったのではないかと思います。なぜ、そう考えるかと言えば、2対1の状況を作り出した時に右サイドの川又は相手DFの背後にいるため、DFが対応しにくい状況だったからです。ここでパスを選択していれば、川又はGKと1対1の状況へ持ち込むことができますので、ゴールを決めれる確率がより高くなったのではないでしょうか。当然、松本もゴールが欲しいと思いますので、難しい選択だとは思いますが、試合の流れを掴みきるという観点からいうとここで追加点を奪っておきたかったところです。

再び同点に追いつかれたジュビロですが、その3分後に2度目の逆転に成功します。72分、味方からのパスを受けた山田がゴール前にスルーパス。これに反応したのが、途中出場で入ったばかりの荒木でした。相手DFと競り合いになったところ、早坂の足に当たったボールがゴールへと吸い込ました。荒木の走り込みも良かったですが、山田のスルーパスも絶妙でした。この試合では攻撃面で山田の存在感が遺憾なく発揮されていたと思います。

3度目のリードを奪ったジュビロは、76分に“荒木のスーパーなミドルシュート”でリードを2点に広げます。今季の荒木は途中出場でスーパーゴールを何度か決めるなど“ここぞという時”に頼りになる存在です。荒木の縦への突破力はチームにとっても大きな武器なので、残り7試合でも出場機会が増えるようにいいアピールを続けて欲しいですね。

試合はこのまま4対2で終了し、2年連続のベスト8進出を果たしました。

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最後に

ゴールを決めては奪い返されるシーソーゲームになりましたが、挫けることなくゴールを狙いに行き、勝ちきることが出来たのは大きな収穫です。

2試合連続でスタメンから外れていた川又が2戦連続ゴールを挙げる活躍を見せてくれたのが嬉しいですね。次の湘南戦ではスタメンに復帰する可能性が高いと思いますので、3試合連続となるゴールを決めて欲しいところ。

昨年の天皇杯はベスト8で敗退していますので、1つでも上に行ける様に頑張ってほしいですね。そのためにはリーグ戦の勝ち点を40に早く乗せることが必要です。

Forza ジュビロ!! 次も勝利の歌を高らかに歌おうぜ

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