17日、柴崎(以下 ガク)はリーガ1部へ昇格を決めたヘタフェへ移籍し、4年契約を結ぶことになりました。
リーガ2部のテネリフェと半年間の契約をしていましたが、昇格プレーオフで敗れたため、契約を延長せずにリーガ1部のクラブと交渉を重ねていました。
一部では移籍交渉が上手くいかず、テネリフェと再契約するのではないか?といった記事も出ていましたが、無事に1部チームとの契約が決まって個人昇格を果たすことができました。
契約したチームは昇格プレーオフ決勝を戦ったチーム
柴崎が移籍したのは、プレーオフ決勝を戦ったヘタフェでした。この移籍が決まったことが報道されるとSNS上ではテネリフェサポーターの怒りと悲しみの声があがりました。
『ガクがもうテネリフェの選手じゃないことを私たちは知っていた。彼が出て行くことも知っていた。しかし予期していなかったのは、ヘタフェに加入するということだった』
『言ってやる。傭兵たるガクがヘタフェで失敗することを全身全霊で祈っている』
『ガクに何を期待していたんだよ。彼はリーガ1部でプレーするためにやって来たわけだし、それを達成したわけだ。俺たちのエンブレムにも、ヘタフェのそれにもキスをすることはない。ただのプロフェッショナルであるだけだ』
『ガクがテネリフェからヘタフェに移籍するというのは、フットボールに尊厳も敬意もないということを証明した。恥ずべきことだ』
テネリフェサポーターからすれば、チームが昇格できなかったので、ガクが出て行くのは仕方ないと諦めていたとは思います。しかし、移籍先がまさか1部昇格を争ったヘタフェになるとは思っても見なかったため、上記のような怒りや悲しみのコメントが飛び交うといった結果になったと考えられます。
日本人としては、1部移籍が決まったガクの応援を素直に応援したくなります。しかし、これが自分の応援しているチームから同じ様な形で移籍した選手であると置き換えると悲しみや怒りの声を上げたくなるという心情は良く理解できます。
特にテネリフェのクラブ、サポーターはテネリフェ島の環境に適応するのに苦労していたガクを暖かく見守ってくれていましたので、より裏切られたという気持ちが強くなったのだと思います。
しっかりとサポートしてくれたチームにもう1年残って、恩返しをすればいいじゃないかという意見もあるかとは思いますが、25歳と若手から中堅という年齢に差し掛かっており、これからの1年というのは非常に貴重であるというのが今回の決断に繋がった理由の一つではないでしょうか。これが22歳ぐらいの年齢であれば、もう1年はテネリフェでやっていたかもしれません。
移籍できるときに自分に合った移籍が出来なければ、次のチャンスが何時めぐって来るのか分からないということもありますので、難しいところですね。
ヘタフェでしっかりと活躍して更に上を目指す
中堅チームからのオファーもあったようですが、最終的にはコンスタントに試合に出る可能性が高い昇格チームのヘタフェを選んだということのようです。
ヘタフェでレギュラーが確約されているわけではありませんが、2部で示したようなプレーをコンスタントに出せれば試合にはしっかりと出れると思います。
昨シーズンはエイバルに所属している乾がリーグ戦でバルセロナから2得点を奪うなど日本人でもリーガにしっかりと適応できることを示してくれていますので、ガクにもいいパフォーマンスを見せてもらって更に上のクラブを目指してほしいですね。
リーガで活躍することで、日本代表への道もまた開いてくると思います。1部でどのようなプレーを披露してくれるのか今から楽しみです!
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