磐田がFC東京に2対0の完封勝ち、J1で5年ぶりの3連勝を達成する!その1
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ガンバ大阪と浦和レッズに勝利し、リーグ戦2連勝と好調を維持している磐田。水曜日に開催された天皇杯では120分間で決着が付かず、PK戦の末に勝利を収めました。5月の不調が嘘のだったかの様に6月は勝利を重ねていますね。

今節はホームにFC東京を迎え、J1で5年ぶりとなる3連勝を狙います。ちなみに今日のホームゲームは“ムサエフデー”と銘打たれたスペシャルマッチになっています。

今季から加入したムサエフはリーグ戦13試合に出場し、2ゴールを記録しています。『身体の強さを生かした守備や中盤でのボール高いボール奪取能力を発揮し、川辺とのボランチコンビは磐田が勝利を手にするための重要な選手』となっています。

相手のFC東京は強力なツートップを有しているので油断は禁物ですが、DFリーダーの大井を中心とした守備陣がゼロに抑えることを期待したいですね。

それでは、試合を振り返って行きましょう。

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試合のフォーメーション

磐田は中村俊輔が2試合ぶりに復帰しましたので、トップ下を置いた【3-4-1-2】を採用します。ツートップには絶好調の川又とムサエフが入ります。試合前日に39歳の誕生日を迎えた中村が、好調な攻撃陣のタクトをどのように振るうか楽しみですね。

それ以外の先発メンバーには変更ありませんが、右サイドの櫻内は水曜日に開催された天皇杯2回戦で120分間+PK戦を戦っています。中3日という間隔がこの試合にどのような影響を与えるのか注目です。

一方のFC東京のフォーメーションは【4-4-2】でメンバーは前節と同じです。ツートップにはウタカと大久保が入る破壊力抜群の攻撃陣を要しています。また、右サイドの中島にも注意が必要です。彼はドリブルでDFを突破することも出来ますし、ミドルレンジから積極的にシュートも打ってきます。FC東京に勝利するためには『この3人を如何にして抑えるかが鍵』となります。

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前半戦の振り返り

3分 敵陣のハーフウェイライン付近(左サイド)で中村が橋本に倒されてFKを獲得。中村が蹴ったボールはウタカにクリアされ、前線の中島に渡る。カウンター攻撃を貰いそうになるが、中村がスライディングをして攻撃に芽を潰す。

5分 右サイドの中村は左サイドでフリーだった森下へパス。ゴールから距離はあったが、シュートコースが空いていたのでミドルシュートを放つも枠の外に外れる。

6分 空中戦でアダイウトンが吉本と競り合った際に後頭部をぶつけてしまい、吉本が頭を痛めてピッチに倒れ込む。アダイウトンも後頭部から出血をしていたため、治療を受ける。

11分 理想的な時間帯に磐田が先制点を奪う。今日も守備ラインを高く設定し、攻撃に厚みを持たせていた磐田。右サイド敵陣深くでボールを受けた中村が、中島にボールを奪わせずキープして起点を作り、サイドを駆け上がってきた川辺に柔らかいパスを送る。右足でクロスをあげたため、ゴールキーパーから逃げる方向のクロスとなる。林が飛び出して処理をしようとするが触ることができず、競合いに勝った川又が頭で合わせてヘディングシュートをゴールへと突き刺した

中村が右サイドで起点を上手く作ったことで、川辺がフリーで右サイド敵陣深くまで進入することができた。クロスを中へ供給した際に、ペナルティーエリア内には磐田の選手が4人(川又、アダイウトン、高橋。櫻内)居る状態だったので、FC東京のDFはマークが甘くなってしまい、川又は空中戦で楽に競り勝つことができていました。このゴールは川又にとってJ1通算50得点』という節目のゴールでした。

15分 ハーフウェイライン付近でボールを受けた中村はドリブルで駆け上がり、右サイドを走ってきた櫻内へパス。櫻内はミドルシュートを選択するが、相手DFに当たってしまう。跳ね返ったボールを中島が拾ってカウンターにつなげようとするが、ウタカにパスは通らない。

18分 中村がハーフウェイライン付近から左サイドへ大きく展開したボールはアダイウトンには上手く合わずスローインとなる。FC東京ボールで再開されると中島へボールが渡り、前線のウタカへロングフィードする。DFラインの裏に抜け出したウタカがシュートを放つが、ゴール右のサイドネットに突き刺さった。

20分 FC東京にアクシデントが発生する。左サイドから太田がクロスを供給した際、ペナルティーエリア内に居た大久保が右足首を捻ってしまい、ピッチに倒れ込む。苦悶の表情を浮かべた大久保は足首の痛みがひどいため、プレーを再開することができず、無念の途中交代となってしまった。右足首に体重が乗った状態で捻っていたので重傷でなければいいのだが…。

23分 大久保に代えて永井が投入される。

26分 磐田がピンチを招く。川辺からのパスを川又が折り返すが、高萩に拾われてしまう。前線のウタカへパスを供給すると、素早く反転して右サイドを駆け上がっていた永井へパス。ペナルティーエリア内で折り返しのボールを受けたウタカがシュートまで持ち込もうとするが、全力疾走で戻ってきたムサエフが身体を張って対応する。
このシーンは攻撃に比重を置いていた時に、パス交換が上手くいかずピンチを招く結果となりました。ラインを高く設定しているとこういったミスからもらうカウンターが致命傷になりかねませんので注意が必要ですね。

39分 中央から中村が左サイドのアダイウトンへパス。ミドルシュートを放つが相手DFに当たってしまう。

40分 磐田が再びピンチを招く。右サイドからのコーナーキックは相手にクリアされる。クリアボール拾ったFC東京は森重→中島→森重とパス交換をして左サイドを駆け上がっていたウタカにパス。ドリブルでペナルティーへリア手前まで持っていくと中央へ走りこんできた中島へパスをする。

ゴール右斜め前からシュートを狙うが、全力疾走で戻ってきたアダイウトンのスライディングによってシュートをワンテンポ遅らせることに成功する。シュートを打てなくなった中島は室谷へマイナスのパス。室谷はフワリとしたシュートを放つがカミンスキーは難なくキャッチ。

42分 左サイドでパスを受けたウタカが磐田DFを華麗にかわして、中央の永井へパスを供給する。しかし、このパスは永井には合わない。

45分 ペナルティーエリア手前でボールを受けたウタカが、磐田DF陣3人を手玉に取る。エリア付近で冷静に足技を駆使してDF3人を抜き去ったプレイに思わず簡単が漏れ出る。

前半は1対0磐田リードで終了する。

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前半戦の総括

今日も最終ラインを高く設定し、コンパクトな距離感で攻撃に厚みを持たせていた磐田。その効果が前半11分という早い時間に現れました。
中村がボールを奪いにきた中島を寄せ付けずに起点を作ると、川辺がペナルティーエリア内へクロスを供給。右足で蹴っていたため、ゴールキーパーから離れる軌道を描いており、競合いに勝った川又が先制ゴールを突き刺しました。

守備ではラインを高く保っているが故のピンチが2回ありました。どちらのピンチも攻めに比重を掛けているときにボールをロストしてカウンターを貰うというパターンでした。ムサエフとアダイウトンが全力で最終ラインまで戻って着てくれたおかげで得点を許さずに済みましたが、かなり危ないピンチだったと言えます。

こういった『攻めているときの不用意なロストを無くし、攻撃の質を高める』というのが今後の課題ですね。

一方のFC東京は20分にエースを怪我で失う不測の事態が発生し、攻撃のプランを再構成されることを余儀なくされました。しかし、ウタカが攻撃の起点となって磐田の守備を脅かすシーンを何度か作られていましたので、後半もウタカには警戒が必要です。また、大久保に代わって投入された永井は脚が速く、前掛かりになっているときに後ろを突かれると危険なので注意が必要です。

前半を1対0という理想の展開で折り返すことができました。後半頭からFC東京が攻勢に出てくると考えられるので、前半の様な守備をしっかりと維持することが大事になります。

磐田がFC東京に2対0の完封勝ち、J1で5年ぶりの3連勝を達成する!その2へ続く

 

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