終了間際のPKで逆転したジュビロ磐田は暫定首位をキープする貴重な勝ち点3を手にする
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 前節はホームで東京ヴェルディに逆転勝ちを収めて後半戦初勝利を手にしたジュビロ磐田。首位争いをしている京都の試合が悪天候で中止となったため、暫定首位に浮上しました。しかし、暫定首位をキープするためにはアウェイで勝ち点3を手にして連勝を達成する必要です。

 試合開始直後から猛攻を仕掛けてゴールを目指しますが、決定機を決めきれずに先制には至りません。その後もボールを支配して金沢ゴールへ迫りますが、34分に右サイドから大津がフリーで放ったシュートも僅かに枠を捉え切れませんでした。前半終了間際に44分には鈴木がエリア手前から強烈なミドルシュートを放ちますが、GK後藤に防がれて前半はスコアレスドローで折り返します。

 圧倒的に攻めていただけに先制ゴールを奪いたいところでしたが、72分に途中出場で入ったばかりの瀬沼に素晴らしいトラップから強烈なボレーシュートをゴール右隅へ叩き込まれて先制を許します。ワンチャンスをモノにされて嫌な流れに陥りかけますが、4分後にルキアンが右サイドから供給したグラウンダーのクロスをファーサイドで受けた遠藤が冷静にゴール右隅へとシュートを流し込んで同点に追い付きました。

 早い時間に同点に追い付くことが出来たジュビロは、逆転を目指して攻勢を掛けますが金沢の堅い守備陣をこじ開けることが出来ず、このままドローで終了かと思われましたが、後半アディショナルタイムに大森が外から中へドリブルを仕掛けたところ、ペナルティエリアライン上で倒されてPKを獲得。このPKをルキアンが決めてギリギリで逆転勝利を手にしました。

 それでは試合を振り返っていきましょう。

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試合のフォーメーション

 ジュビロ磐田は3-4-2-1のフォーメーションを採用。先発メンバーは前節の東京ヴェルディ戦と同じとなりました。水曜日の天皇杯4回戦で松本昌也と鈴木雄斗の2人を長い時間使っていましたので、スタメンから外して高野遼と伊藤槙人の2人を先発で使うのではないかと予想していました。しかし、蓋を開けてみると安定のスターティングイレブンでしたね。

 高野と伊藤槙人の両名とも短い時間ながらリーグ戦で使われていることを考えると鈴木監督が使おうと思っているラインには到達していると思うのですが、まだ最後のハードルを超えられていないのか先発で使うという選択肢には入っていないようですね。この2人が先発争いに食い込んでくると余裕を持ったローテーションが組めるようになるので期待しています。

 さて、一方の金沢は4-4-2のフォーメーションを採用。中断期間明けの2試合が中止となった影響で後半戦初めての試合となりました。

図 ツエーゲン金沢戦フォーメーション
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