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試合の振り返りと感想

 ここ数試合は早い時間帯の失点を繰り返していたジュビロにとって、この試合で勝ち点3を奪うために最も必要なことは、“前半を無失点で切り抜ける"ことでした。

 特に危ない試合開始から15分の時間帯は、ジュビロペースで試合を進めることが出来ましたので、ピンチらしいピンチは見られませんでした。前半はこのままいい形で戦えそうだなと思った矢先に1つ目の大ピンチがやってきます。

 21分に相手がパスを繋いで左サイドの三原へボールが渡ったシーンです。このシーンでは櫻内が三原へチェックを掛けに行くのですが、相手のドリブルに押されてズルズルと簡単にラインを下げてしまいました。
 その結果、エリア内で右に切り込まれた際に簡単に振り切られてしまい、ゴール右隅を狙ったシュートを放たれてしまいます。フリーでいいコースにシュートを飛ばされましたが、GK志村が片手でファインセーブで何とか失点を免れます。

 最初のピンチのあとから、試合は徐々に愛媛ペースへ移っていきました。反撃に出たいジュビロは、攻撃の形が上手く作れず、チャンスは36分に小川航基が宮崎のクロスを頭で合わせて枠を捉えたシュート1本のみ。

 チャンスの後にピンチはやってくると言いますが、47分のシーンはこの試合の行く末へ決定付けかねないピンチでした。

 47分に相手がジュビロ陣内に入れた浮き球のパスを大井が頭でクリアして山田へ繋ぐと、伊藤へダイレクトで強めのバックパスをだします。このパスを伊藤がコントロールできずに後ろへ逸らしてしまい、こぼれたボールに反応した愛媛の小暮がフリーでボールを回収。エリア内でGKと1対1になりますが、果敢に飛び出してきていたGK志村が左足でシュートブロック!この日2本目となるファインセーブでチームの危機を防ぎました。

 前半終了間際のタイミングで失点してハーフタイムに入るのと、無失点で切り抜けてハーフタイムに入るのでは天と地ほどの差があります。しかもそれが自分たちのミスから生まれた失点だった場合ダメージはさらに深刻だったでしょう。

 ここを無失点で切り抜けられたのは非常に大きかったですし、この試合のターニングポイントだったといっても過言ではないと思います。

 前半を無失点で切り抜けたジュビロは、フベロ監督の指示で後半は別チームのように躍動してみせました。
 ハーフタイムに出た指示は、

・プレスは全員でいくこと
・相手の背後を狙っていこう
・もっと早くボールを動かすこと

 でした。

 この指示を忠実に実行できたことで、前半は愛媛にペースを握られてしまいしたが、ジュビロペースへ引き戻すことが出来ましたね。

 全員で連動してボールを奪いに行ったことで、パスコースの限定が出来るようになって相手は簡単にパスを回せなくなりました。また、高い位置でボールを奪えるようになって相手ゴールへ迫るシーンが増えます。

 いいリズムで攻撃を行えるようになった結果、58分の先制ゴールが生まれます。

 先制点のシーンは、山本が高い位置で縦パスをカットして奪えたことが起点となりました。愛媛が攻撃に切り替えようとした瞬間にボールを奪えたことで、中央には大きなスペースが出来ており、ルキアンはフリーでボールを受けることが出来ました。そしてワンタッチで素早く大森へ繋ぐと、相手DFの間へ上手く入った大森はゴール右隅へ狙いすましたコントロールショットを叩き込みました。

 久しぶりに先制点を奪ったジュビロは、5分後の63分に追加点を奪うことに成功します。

 先ほどと同じように連動したプレスを掛けたことで、相手のパスコントロールが乱れます。こぼれたボールを大森が奪うと、ドリブルでボールを運んで相手を引き付け、ハーフスペースへするりと抜け出したるルキアンへパス。エリア内でボールを受けると相手DFの股の間を抜いて冷静にゴール奪いました。

 この試合でジュビロがあげた2得点は、フベロ監督がやりたかったサッカーで奪えた得点だったのではないでしょうか。

 2点リードを奪って無失点で終えたいところでしたが、セットプレーから失点。残念ながらクリーンシートは達成できませんでした。

 1点を返されたものの、反撃をシャットアウトして念願のアウェイ初勝利を手にすることに成功。前半に大きなピンチが2つありましたが、後半に立て直して先制点と追加点を効率よく奪えたのは良かったです。

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最後に

 この試合ではルーキーの清田が右サイドハーフで先発しましたが、初めての先発とは思えないほど落ち着いてゲームには入れていました。

 練習で状態がよければルーキーであっても先発のチャンスを貰えるというのは嬉しいですね。今季は過密日程が続きますので、チーム全体の競争力を高めて連戦をこなしていきたいところです。

 次にホームで行われる松本山雅戦では、この試合の後半でみせたような展開を前半からやれるようにして早めにリードを奪いたいですね。
 後半のサッカーが出来れば、連勝を重ねていくことも十分可能だと思います。

 厳しい戦いが続きますが、チーム一丸となって乗り越えていきましょう。

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