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【J1第3節】ホームで敗戦したジュビロ、開幕から3試合未勝利は復帰後4シーズンで初の事態

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J1第3節が3月9日に開催され、ジュビロ磐田はホームでJ2から昇格した大分トリニータと戦いました。

水曜日のルヴァンカップで勝利し、リーグ戦でも勢いに乗って行きたいジュビロでしたが、先制を許した後に退場者を出す苦しい試合展開になります。一時はアダイウトンのゴールで同点に追いつきますが、数的な不利な状況から逆転することは難しく、大分に追加点を許して敗れました。

ジュビロ磐田が開幕から3試合勝利がないのは、J2に降格した2013シーズン以来となります。

J1へ復帰した2016シーズン以降は全て第3節までに勝利を収めていますので、早く勝ち点3を手にしてひと息つきたいところです。

それでは、試合を振り返って行きましょう。

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試合のフォーメーション

ジュビロ磐田は【4-2-3-1】を採用。左SBで先発出場していた高橋が体調不良で欠場となったため、小川大貴が代わりに入った以外は前節と同じメンバーが先発しました。

大分は【3-4-2-1】を採用。大分は前節の松本山雅戦から1名先発を変更。2シャドーの一角に後藤が入りました。

試合の振り返り

試合開始10分間はお互いにシュートを放つなど、どちらの流れとも言えない状況が続きました。

試合が動いたのは13分でした。右サイドの裏に出来たスペースに後藤が走り込んでパスを受け、ドリブルでゴールライン付近まで侵入するとボックス内にクロスを供給。ニアポストへ走り込んでいた藤本が放ったシュートがゴールネットへ突き刺さり先制に成功。

早い時間に追いつきたいジュビロは、相手ゴールを目指して攻撃を仕掛けるものの、不用意なボールロストからカウンターを何度となく受けてしまい、相手ゴールへ迫ることが出来ません。

相手のカウンター攻撃を何とか防いでいましたが、30分に味方のパスに反応して裏へ駆け出した藤本を大南が倒してしまい、一発レッドで退場になってしまいます。

思わぬ形で1人人数が少なくなってしまったジュビロは、33分にロドリゲスを下げて櫻内を投入。フォーメーションを【4-3-2】へ変更して同点ゴールを奪いに行きます。

数的不利な状況で追いつくのは困難かと思われましたが、41分に同点ゴールを奪いました。

川又が放ったシュートが相手に当たって浮き球となったボールをアダイウトンが華麗なオーバーヘッドでゴールネットを揺らしました。

前半はこのまま1対1で終了。

後半開始直後から大分がボールを握る時間が長くなり、左右に散らされたボールを奪えない時間帯が続くと55分に再び失点を喫します。

左サイドからのクロスに反応した後藤がエリア手前中央の位置からファーサイドへ走り込んで放ったボレーシュートがゴールネットを揺らしました。

再び同点に追いつきたいジュビロでしたが、76分に川又が相手選手との接触で鼻を負傷。止血のため、ピッチの外で治療を受けなければならず、9人で戦うことになりました。

残ったメンバーで最後まで果敢に戦いましたが、シュートまでたどり着くことが出来ずに1対2で試合は終了。

試合の総括

開始10分ぐらいまでは相手ゴール前に迫ることができていましたが、それ以降は攻撃パターンを相手に完全に読まれてしまい、縦にパスを通すことが出来ず、横パスを奪われてカウンターを貰ういつものパターンに陥ってしまいました。

ジュビロは足元のパスを中心に攻撃を組立てていますが、単調なリズムの攻撃が多く、相手は対応し易くなっていますので、相手の裏を狙った飛び出しやサイドチェンジパス、中盤と最終ラインからのロングフィードといった攻撃のバリエーションを増やさないとゴールを奪うのは難しそうです。もう少し手数を減らしたシンプルな攻撃をやっていきたいですね。

失点シーンで気になったのは、トランジションの切り替えが非常に遅いことです。

大分が右サイドでボールを受けてから、アシストをした後藤へパスが通るまで5秒以上の時間があったのですが、誰も自陣の左に空いている広大なスペースを埋めにいかないという奇妙な光景が広がっていました。

大分陣内深くでサイドの選手がボールを受けた時、目の前には大きなスペースが開いている状態でした。本来ならこのスペースはムサエフが抑えにいくべきだったと思うのですが、何故か最終ライン近くをゆっくりと走っていてプレッシャーを掛けにいくそぶりを見せていませんでした。

新里はサイドチェンジを警戒したのか(このシーンの前の攻撃で大分はサイドチェンジパスを出していた)、空いているスペースを埋めにいかずにボール保持者から目を離してファーサイドへ何らかの指示を出していました。

使って下さいと言わんばかりの広大なスペースを誰も埋めに行かなければ、失点しても仕方がありませんね。

守備時のポジショニングがおかしいのは今に始まったことではないですが、誰がスペースを埋めに行くのか、守備の時はどのポジションを取るのかといった最低限の決め事を早急に整備しないとこのような形で失点するリスクをいつまで経っても無くすことはできません。

大南の退場シーンについて

退場シーンのキッカケとなったのは、ジュビロが攻撃を行っていた29:34にロドリゲスが相手DF2人に囲まれた状況で突破を試みた際にヒールで後ろに流したボールが相手に当たってしまい、奪われてしまったことでした。

ロドリゲスがボールをロストした時、ロドリゲスと大久保、山田の3人は縦の位置関係になっており、スペースをカバーするのは不可能な状態でした。

最終ラインに残した大南と新里以外の2人は全て攻撃参加で上がっていましたので、まさに最悪の状況とタイミングでボールを失ってしまったと言えます。

ボールを奪った大分は、最終ラインの裏へ抜け出した藤本へスルーパスを供給。藤本の背後にいた大南が突破を防ぐために身体を寄せて競り合った際に手を使って引張ってしまい藤本が転倒。主審は迷わずレッドカードを提示して大南は退場となりました。

仮にこのシーンで大南が身体を寄せに行かなければ、カミンスキーと1対1になった藤本にゴールを決められていた可能性が高いと思いますので、藤本を止めに行こうとした大南の判断は間違っていなかったと思います。

大南がファールをして止めたことではなく、ファールをして止めざるを得ない状況を作り出してしまった不用意なボールロストだったり、ポジショニングの悪さが問題ではないでしょうか。

最後に

開幕から3試合勝利無しと厳しい状況が続いています。

次節はアウェイで最下位のサガン鳥栖と戦うことになりますが、この試合でも勝利を手にすることが出来なければ厳しい状況に序盤から経たされることになってしまいます。

状況を打開するためにもリーグ戦で早く初勝利を手にして、波に乗って行きたいところです。

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