【J1第2節】名古屋戦の失点シーンを振り返って考察してみた
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ジュビロ磐田は先週の土曜日に名古屋グランパスと対戦して0対1で敗れました。その後に行われたルヴァンカップ(VS清水戦)でも敗れてしまい、公式戦3連敗と苦しい状況が続いています。

得点を奪えていないのも問題ですが、相手に先制点を許している現状を変えないと勝利を手にするのは難しいとおもいますので、本日行われる第3節FC東京戦の前に前節の失点シーンを振り返ってみたいと思います。

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名古屋グランパス戦の失点シーンを振り返る

このゴールに繋がるプレーが始まったのは、田口が宮原に接触して倒して取られたファールのリスタートからでした。(試合動画7:07~)

名古屋は自陣右サイドからリスタートすると、ジュビロ陣内へと攻め込みます。和泉、宮原、シャビエルの3人がパス交換を上手くしながらジュビロの左サイドを崩しに掛かります。7分28秒に和泉とギレルメが接触して弾き出されたボールは宮原の近くへと転がりました。

宮原はボールを拾うとクロスボールをPA内に供給。ムサエフが対応してクリアしますが、クリアボールは左側にいた高橋に当たってしまいます。(図1)

その後、跳ね返ったボールをシャビエルに拾われて右サイドからゴール左隅へとシュートを流し込まれたという失点の形でした。

図1クリアミス発生時のポジション

クリアミスが失点の原因になったことは間違いないのですが、クリアミスだけが悪いと考えるのではなくなぜそういう状況にならないようにするにはどうしたら良かったのかというのを考察してみたいと思います。

まずはクリアミスの原因となったクロスを宮原が供給する直前の各選手のポジションを確認していきましょう。(図2)

図2 クロス供給前のポジション

図2に示した通り、PA内に大きなスペースが出来ていることがわかります。これだけ大きなスペースが空いていれば、相手が後ろの空間を有効に使おうとするのは必然と言えます。

では、どのようにすれば『クロスをあげられずに済んだ』または『クロスをあげにくくさせることが出来たか』ということを考えてみました。

この時に宮原の近くに居て対処できそうだったのは、7番の田口と19番の山田の2人です。田口の背後にはシャビエルが居ましたが、こちらは41番の高橋がマークについているので気にする必要はありません。山田の後ろにも名古屋の選手が1人いますが、10番の中村俊輔もこの選手の動きが見えていますので、気にする必要はないと考えます。

そのため、図3のように田口は宮原にプレッシャーを掛けにいき、山田は矢印方向へ絞ってクロスをあげさせにくくすれば良かったのではないでしょうか。しかし、実際どうだったかというと田口は宮原のところにボールが転がった瞬間、PA内の状況を確認するため、相手から目を離してしまいます。(試合動画7:30~)

その後、プレッシャーを掛けにいこうとしたのですが、中を見ていた分だけ反応が遅れてしまって強くプレッシャーを掛けることができずにクロスを簡単にあげさせてしまいました。

また、山田は宮原のところにボールがこぼれた瞬間、ボールに対してアプローチを掛ければよかったのですが、どうするか迷ってしまったのか反応が遅れてしまいます。その分だけ、中へ絞るのが甘くなってしまい、相手は大きなスペースを楽に使うことが出来ました。

図3 クロス供給前に取るべきだった行動

田口と山田の2人で宮原にプレッシャーを掛けれていればクロスをあげられたとしても違った形になっていたのではないでしょうか。

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最後に

このシーンに限らないのですが、今年のジュビロは守備面でのボールへのアプローチが緩くなっている感じがするのでその辺を改善していかないとこういうピンチを招くシーンが多くなりそうですね。

相手よりも常に一歩速く動くこと、そして今年のテーマでもある『(自分は)休まない、(相手を)休ませない』を11人全員がしっかりと実行できれば自ずとこのあたりは良くなっていくのではないかと思います。

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