今シーズンが終了して3週間が過ぎましたが、今年生まれた50ゴールの中から個人的に選んだ10ゴールをランキング形式で紹介していきたいと思います。
それでは第10位から発表していきましょう。
第10位 大井の豪快なダイレクトボレー
10位に選んだのは、アウェイの横浜F・マリノス戦(第6節)で大井が決めた豪快なダイレクトボレーシュートです。
大井には中澤がマークについていたのですが、クリアボールが自分の方向に流れてくると予想して後ろに下がりながら上手くマークを外しました。フリーになった大井はFWの選手顔負けの豪快なダイレクトボレーをゴール右隅へ突き刺しました。
第9位 上田康太が決めた値千金の同点ゴール
9位に選んだのは、ホームにコンサドーレ札幌(第9節)を迎えた一戦で上田康太が決めた直接FKです。
壁の頭上を越えたボールは綺麗な弧を描きながらゴールへと吸い込まれました。まさに『上田康太此処にあり』と言える芸術的なフリーキックでした。
第8位 川又が角度の無いところから決めた貴重な決勝点
8位に選んだのは、ホームのヴァンフォーレ甲府戦(第18節)で川又が決めた決勝ゴールです。
中村→川辺と繋いだところを川又が相手最終ラインから上手く抜け出してパスを受け、エリア内に侵入してゴール右へと突き刺しました。DFラインの裏を上手く取った川又の良さが出たゴールでしたね。
第7位 華麗な切り返しからアダイウトンのゴールを演出
7位に選んだのは、ホームのサガン鳥栖戦(第7節)でアダイウトンが決めた反撃のゴールです。
中村からの優しいクロスをダイレクトで落ち着いて決めたゴールも素晴らしいのですが、ゴールライン手前で華麗に切り返して相手を置き去りにする中村の足元の技術にも注目してほしいですね。この一連の流れは見ていて気持ちがいいです!ちなみにこのゴールはアダイウトンの今シーズン初ゴールでした。
第6位 タイミングの良い飛び出しから生まれた逆転ゴール
6位に選んだのは、7位と同じサガン鳥栖戦(第7節)で生まれたゴールです。
このゴールが決まったのは90+4分という試合終了間際でした。相手DFは左サイドからのクロスに対処するためエリア内に集まります。頭でマイナス方向にクリアされますが、空いていたスペースにムサエフが全速力で突っ込んでいき、迷い無く右足を振りぬいてゴール右へと強烈なシュートを決めました。
第5位 打った瞬間に入ったと分かる強烈なミドルシュート
5位に選んだのは、アウェイの鹿島アントラーズ戦(第8節)で中村が決めたミドルシュートです。
クリアボールを拾った松浦が相手に囲まれながらも粘ってボールを繋ぐとフリーの中村が左足で合わせて強烈なミドルをゴールへと叩き込みました。
シュートを放った直後(動画0:29~)の中村を見ると『打った瞬間にゴールが決まったことを確信』して走り出していることが分かります。このコースにこれだけのスピードで蹴られたらGKはノーチャンスですよね。
第4位 自陣からのカウンターで奪った華麗な一撃
4位に選んだのは、アウェイの川崎フロンターレ戦(第19節)で川辺が決めたゴールです。
相手のパスを高橋がカットするとダイレクトで前線の川又へパスしたのですが、川崎フロンターレは攻撃に人数を掛けていたので自陣に残っているのは2人のみ。川又はパスを受ける前に川辺が全力で右サイドを駆け上がろうとしているのを確認しており、相手を引き付けて川辺へパスします。後は川辺がドリブルで右サイドを独走してGKの股下を抜くシュートをゴールへと流し込みました。
このゴールは『守備から攻撃の切り替え』が速く、カウンターのお手本と言えるような素晴らしいゴールでした。
ゴールを決めた後に両手を広げてドヤ顔をしている川辺にも注目です。(笑)
第3位 川又→アダイウトンの痺れるホットラインから生まれた先制ゴール
3位に選んだのは、ホームのガンバ大阪戦(第14節)でアダイウトンが決めた先制ゴールです。
味方からのパスを胸トラップでキープした川又、それを見ていたアダイウトンはゴールへ向かって全速力で走り出します。川又ならきっと良いパスを出してくれると信じて走り出していたアダイウトンとそれに答えた川又。この2人のコンビネーションが生み出した痺れるゴールでした。
このゴールでも分かる通り、トップスピードのアダイウトンには簡単に追いつくことは出来ません。また、身体が強いので相手に当たられても体勢を大きく崩すことなく前に進めていることが分かります。トップスピードの速さと身体の強さはアダイウトンの大きな武器ですね。
第2位 静岡ダービーで生まれた流れるようなパス交換から奪ったゴール
2位に選んだのは、ホームの清水エスパルス戦(第5節)で川辺が決めたダメ押しの3点目です。
左サイドの太田から中央の中村へと繋ぎ、前線の川又へパス。ワンタッチで中に折り返すと後ろから走り込んで来た川辺はつま先でボールをコントロールし、GKを見て冷静にシュートをゴールへと突き刺しました。
今シーズンはセットプレーからの得点が多かったですが、このゴールは流れの中で相手を上手く崩して奪うことが出来た理想的なゴールだったと思います。
第1位 劇的な逆転FKを決めた男の名は松浦拓弥!
私が今シーズンのベストゴールに選んだのは、ホームのヴィッセル神戸戦(第24節)で松浦が決めた直接FKです。
この試合は、”神の手”によって先制ゴールを阻まれたり、攻めていたにも関らずポドルスキに先制ゴールを奪われる厳しい展開でした。当日は現地観戦していたのですが、川又のゴールで同点に追いつくとスタジアムのムードが変わりました。そして、28分後に歓喜の瞬間はやって来たのでした。
ゴール正面やや右よりの位置でFKを獲得すると、松浦がキッカーを務めます。シュートは壁を越えるとトップスピンが掛かっているため、落下しながらゴール右隅に吸い込ます。
今でも覚えているのは決まった瞬間にスタジアム全体を包み込んだ何ともいえぬ熱狂と歓喜の渦です。スタジアムで見たあのゴールは”一生忘れることが無い”と言えるほどの強烈な印象を私に残しました。
最後に
50ゴール全てを振り返って10ゴールを選んだのですが、このランキングを作ろうと決めたときには1位は自然と決まっていました。それだけあの松浦が決めたFKは強烈な印象を残したと言えます。
中村俊輔や上田康太がいなくてもジュビロには隠れたFKの名手 松浦拓弥がいると分かったのは大きな収穫ですね。本人はサポーターズマガジン内で『FKの決定率は100パーセントなので、これ以上蹴らないようにしたいです(笑)。』と話していますが、来季もチャンスがあれば期待したいと思います。(笑)
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