名波監督が語った静岡ダービーへの熱い想いに共感する。
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サッカー関連の記事を色々とネットサーフィンで探しているとこんな記事に出会いました。

「じゃんけんでも負けたくない」磐田・名波監督が静岡ダービーに闘志を燃やす理由とは

静岡ダービーについての質問に名波監督が答えているのですが、この記事が非常に面白かったです。本日の14時から清水エスパルスとの”静岡ダービー”を迎えるわけですが、名波監督がどんな想いでこの一戦に臨むのかを見てみましょう。

まず、ダービーというものに対する名波監督の考えは以下の通りです。

極論だけど、もし2勝32敗で終わるシーズンがあって、その2勝した相手がエスパルスだったとする。30年後に「あのシーズン2勝32敗だったぜ」と言うのと「あのシーズンはエスパルスに2勝したよな。でも、32敗したぞ」という見方があった時に、サポーターの間でどう語り継がれるかと言えば、後者の「エスパルスに2勝した」という前文が入るほう。ダービーとはそういうものだと思う。順位に関係なく、絶対に負けてはいけない。

世界各国のダービーを見ていても、『順位は関係ない、何が何でもダービーは勝たねばならない』と考えているサポーターが多いので、この考え方には凄く共感できます。負ければ普通の負けよりも滅茶苦茶悔しい、それがダービーという戦いが持つの魅力1つですね。

では、名波監督が現役の時の清水エスパルスとの対戦成績はどうだったかというと16勝3分7敗と大きく勝ち越しています。

しかし、『勝って当たり前と思ったことは一度もない』とのこと。勝ち越しが11もあるのにそういった印象になるのは何故だろうと少し疑問に感じてしまう訳ですが、その答えは以下の回答から読み解くことが出来そうです。

ギリギリの中で延長Vゴール勝ちしたり、最後の最後にゴール前で守り切って勝ったりしたことがほとんど。個人的にはむしろ負けゲームの方が印象に残っているくらいだからね。

この中でキーワードとなる言葉は”個人的にはむしろ負けゲームの方が印象に残っている”です。名波監督が現役時代に清水と対戦して負けたのは7試合しかありませんが、その中で強烈な印象が残る負けゲームを経験しているため、『勝って当たり前と思ったことは一度もない』という言葉に繋がったのではないでしょうか。

では、その負け試合は一体どの試合でしょう?。名波監督は次のように語っています。

エコパスタジアムのこけら落とし(2001年5月、清水が1-0で勝利)はスタンドから見ていたけど、かなり印象深い。イタリアから戻ってきた2000年に日本平でアレックスにPKを決められて0-1で負けた試合も忘れられない。5連勝すれば2ndステージ優勝という状況で、3つ勝って4試合目で負けた。結局は4勝1敗で3位(優勝した鹿島アントラーズとの勝ち点差は3)に終わるけど、あそこで勝っていれば優勝だった。

静岡ダービーに敗れたことが原因で2ndステージ優勝を逃したというのが強く印象に残っていため、勝って当たり前と思ったことは一度もないという想いに繋がったということのようです。

ふむふむ、そういった体験をしているからこそ語れる言葉ですね。流石、名波監督、『静岡ダービーへの熱い想いをしっかりと話してくれているなぁ』と心を熱くしながら記事を読んでいくと、いきなり茶目っけたっぷりのコメントが現れます。

実はダービーで点を取ったがことないから、喜んだシーンはあまりない。だからエスパルスサポーターは、俺に悪い印象はないと思うんだよな。悪いことはしていないし(笑)

静岡ダービーでは点を決めてなかったんですね。ゴールを決めているイメージがあったのですが、無得点だったとは驚きです。真面目な話をしているなと思ったら最後にはちゃんと落ちもありました。(笑)

さて、今シーズンの最初の静岡ダービーは第5節に開催されましたが、ジュビロは4試合を終えて1勝1分2敗、清水は2勝3敗とお互いに波に乗れていない状態で迎えることになりました。そのため、『勝った方がリーグ序盤戦で勢いに乗っていける』という重要な一戦だったと思います。

勢いをつけるために是が非でも勝ちたい状況で行われたダービーは、3対1でジュビロが勝利。この勝利によって”今季はやれるんじゃないか”といいイメージを持ったサポーターの方も多いのではないでしょうか?

名波監督はこの試合の勝利について以下のように語っています。

「自信が確信になった」と言ったら大げさかもしれないけど、それくらいターニングポイントのゲームだったと思う。

今季は中村、川又、ムサエフといった新加入選手が入ってきたため、色々と手探りでチームの構築を行っていたと思います。そんな中、ダービーという負けられない戦いに勝利したことで、この方向性で間違っていないんだなという確信を持てたというのは大きかったはずです。
たらればの話になってしまいますが、ダービーで負けていれば今季の躍進は無かったかもしれません。そういう話が出来るほどダービーというものは重要な戦いなんだと再認識できますね。

また、静岡ダービーではどんな戦いを求めていますか?という質問に対しては、

静岡ダービーからスターが生まれてくる流れが一番いい。年代で言ったら、エスパルスは松原(后)や白崎(凌兵)とか。ジュビロで言ったら(川辺)駿とかかな。過去には2001年9月の対戦で前田遼一(現FC東京)がドリブルを仕掛けて(大榎)克己さんの股を抜いて、最後はGKとの一対一をはがしてJ1初ゴールを決めた。そういうプレーは絶対に記憶に残るから。

と答えています。

ダービーという特別な一戦だからこそ、スターが誕生するかもしれないという期待感が持てるわけです。ジュビロの選手で指名されたのは川辺でした。今季は目覚しい活躍をしており、ジュビロのボランチとしてなくてはならない存在へと成長を遂げました。この一戦でゴールを決めるなどの活躍をすれば更に成長し、次世代のスターへと名乗りをあげるかもしれませんね。
次世代のスター候補といえば、今季は靭帯の断裂という大怪我で戦線を離脱した小川航基も忘れてはいけません。地道なリハビリ中ですが、来季はダービーで活躍する姿を見たいところ。

今年最後のダービーで笑うのはどちらのチームになるのでしょうか?熱い戦いが繰り広げられることに期待して、キックオフまで待ちたいと思います。

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