【ジュビロ磐田】中村俊輔の伝家の宝刀が炸裂し、リーグ戦で約1ヵ月ぶりの勝利を手にする! その2
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大宮に対して前半は、ラインを高く保って良い形で攻撃が出来ていたジュビロ。後半もラインを高く保った状態を維持して、積極的な攻めを見せたいところ。ジュビロはメンバー交代は無し。大宮は大山に代えてマルセロを投入する。マルセロは今夏に加入した新戦力だが、ゴールを奪う能力が高いので警戒が必要。

気を付けたいのは、早い時間帯に大宮に1点を返されることだ。2対0とリードしているとはいえ、1点を直ぐに返されてしまうと相手に勢いが出てしまい、その後に同点又は逆転弾を貰いかねない。ジュビロとしては試合を決めるための3点目を早く奪って試合を優位に進めたいところ。

それでは、後半戦を振り返っていきましょう。

前半戦の振り返りは『【ジュビロ磐田】中村俊輔の伝家の宝刀が炸裂し、リーグ戦で約1ヵ月ぶりの勝利を手にする! その1』をご参照下さい。

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後半戦の振り返り

47分 自陣深くで高橋からボールを受けたアダイウトンがドリブルで左サイドを駆け上がってペナルティーエリアに侵入。しかし、菊池に対応されてしまい、深くまで入っていくことが出来ない。後ろから追いついてきた岩上がルーズボールをクリア。すると、主審が笛を吹きアダイウトンのファールを取る。ほとんど触れていないように見えたが、菊池を倒したとしてファールを取られた模様。

48分 大宮が理想的な時間帯で1点を返す!大宮ボールでリスタートすると、パスを繋いで右サイドを崩しに掛かる。森下がクリアしたボールを中村が頭で高橋へ折り返すが、左サイドで大前がカットして茨田へパス。マテウスへボールを繋ぐと、大前にボールを預けてDFラインの間を抜けて走り出す。大前のパスは櫻内と高橋の足にそれぞれ当たって、マテウスの元へ。マテウスは左から中へ切れ込んで右足から強烈なシュートを放つ。カミンスキーが反応するが、ボールに触れることは出来ず、ゴールを許してしまう。

大宮にとっては、大きな意味を持つ1点を早々に返すことが出来た。抜け出したマテウスにはムサエフが対応に行ったが、利き足ではない右でのシュートは打ってこないだろうと予測したためか、詰め寄り方が甘くなってしまい、シュートを打たれてしまった。左サイドが3対3の同数の状況で突破をされたことは課題として残りそうだ。

49分 ジュビロがすぐさま反撃に移る。ハーフウェイライン付近から高橋がロングフィード。川又がオフサイドラインギリギリのところから飛び出してボールをキープ。相手DFを切り返しでかわしてフリーとなり、右足でシュートを放つ。しかし、僅かにゴール左へと外れてしまう。

51分 マルセロが右サイドからクロスを供給するが、左サイドにいたマテウスには合わない。

53分 左サイドから宮崎が中へクロスを供給。櫻内が飛び込んで頭で合わせるが枠に飛ばすことが出来ない。

55分 右サイドで中村からの縦パスを受けた櫻内が、敵陣深くからクロスを供給。アダイウトンが足で合わせるがシュートをゴールへ飛ばすことが出来ない。

58分 川又のポストプレーから中村へパス。右サイド敵陣深くでボールを受けると後ろから来た川辺へパス。櫻内に繋ぐと、敵陣深くからクロスを供給。左サイドからペナルティーエリア内に走り込んで来た宮崎がダイレクトで合わせるが、枠を捉えることが出来ない。

59分 右サイドで大宮がコーナーキックを獲得。大前が蹴ってクロスを供給するが、川又がクリア。大宮がクリアボールを拾って、大前がクロスを供給。菊池が頭で合わせるが枠を捉えることが出来ない。

61分 味方からのクリアボールをアダイウトンが収めると、右サイドをドリブルで駆け上がっていき、ペナルティーエリア内に侵入。DF3人に囲まれて、倒れこみながらシュートを放つが、ミートできずに力ないシュートはGKにキャッチされる。

64分 左サイドハーフウェイライン付近から中村が、右サイドを駆け上がっていたアダイウトンへサイドチェンジのパスを送る。ドリブルで仕掛けてエリア内に入ってグラウンダーのクロスを入れるが、GK加藤がキャッチしてチャンスにはならない。

69分 味方からのパスに反応した江坂がDFラインの裏を抜けてボールを落とすが、オフサイドの判定。

70分 大宮が2枚目の交代カードを切る。大前に代えて清水を投入。この試合では大前に決定的な仕事をほとんどさせなかったし、シュートも0に抑えることが出来た。

72分 櫻内からのボールを右サイドライン際で受けたアダイウトンがドリブルで駆け上がっていく。ペナルティーエリア手前で高橋にパスを繋ぐと、川又へパスを出すが上手く合わない。流れたボールに左サイドを駆け上がってきた宮崎が左足で強烈なシュートを放つが加藤のファインセーブに合い、追加点を奪うことができない。

76分 岩上が左サイドからクロスを供給。クリアしたところ、奥井がシュートを放つが枠を大きく外す。

79分 ジュビロが最初の交代カードを切る。中村に代えて山田大記を投入。山田は3年ぶりにヤマハのピッチに立った

82分 アダイウトンが左サイドで倒されて獲得したFKを山田が蹴る。加藤がパンチングでクリアするが、川辺がクリアボールを拾う。クロスを供給しようとするが、マテウスに当たってコーナーキックになる。

83分 最終ラインで味方からのボールを受けた川辺だが、詰めてきたマテウスにボールを奪われそうになる。何とかカミンスキーへパスを戻して事無きを得たが、奪われていたら失点に繋がりかねないミスになるところだった。

84分 大宮が最後の交代カードを切る。茨田に代えて、山越を投入。

87分 ジュビロが2枚目の交代カードを切る。川辺に代えて小川大貴を投入。この交代でジュビロはポジションを少し変更する。左サイドの宮崎がボランチへ移動し、小川大貴は左サイドへ入る。

90分 奥井が右サイドを突破しそうになったところを、小川大貴が手を使って止めてイエローカードが提示される。奥井に突破を許せばピンチになってしまう可能性が高かったため、イエロー覚悟で止めに入ったシーンだった。

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90+2分 ジュビロが最後の交代カードを切る。アダイウトンに代えて松浦を投入する。

試合はこのまま2対1で終了し、ジュビロがリーグ戦で約1ヵ月ぶりの勝利を手にした。

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後半戦の総括

アンラッキーな形とはいえ、後半開始早々に1点を返されたのはきつかったですね。3対3同士の攻防でしたが、相手に上手く裏を突かれて失点に繋がってしまいました。こういった局面で相手をしっかりと抑えることが課題になりそうです。

1点を早い時間帯に返されましたが、焦ることなく冷静にゲームをコントロールできたのは、昨シーズンから大きく成長できた点ではないでしょうか。点を取られたからと行って浮き足立つのではなく、3点目を奪って試合を決めてやるという強い意思を感じることが出来る試合運びが出来ました。何度か決定的なチャンスがあったので、何れかを決めれていればもっと楽に試合を進めれたと思うので、そこが惜しいところではあります。

攻撃面では、アダイウトンのドリブル突破が目立っていました。ゴールには繋がりませんでしたが、後半のしんどい時間帯にアダイウトンがゴリゴリとドリブルで突破してくるのは脅威だったに違いありません。良い形でペナルティーエリア内に進入は出来ているので、次節はゴールを決めてくれるはず。

その他に攻撃で目立っていたのは、高橋と両ワイドの櫻内と宮崎ですね。まず、高橋ですが、今日はかなり攻撃参加が出来ていました。後ろから縦パスを良い形で供給するなど、縦への意識を非常に感じることが出来ました。やはり、高橋が積極的に攻撃参加できているとチームは活力に溢れているように感じます。

両ワイドの櫻内と宮崎も良い働きをしていました。前節はほとんど無かったクロスを多く供給できていましたし、宮崎は決定的なシュートを2本放つなど良い仕事を見せました。また、宮崎は攻撃面以外でもコーナーキックになりそうなボールを全力で追いかけて相手のチャンスボールにならないようにしていたのが印象的でした。

好調な攻撃を見せていたジュビロですが、川又が抱えている怪我の状態が心配です。気になったのは、72分に高橋が川又へパスを出したシーン。パスの速度が速かったとはいえ、足が万全の状態であれば、上手く反応してシュートまで持っていけたと思います。しかし、踏ん張りが利かないのか反応が1歩遅れてしまいました。休ませてあげれればいいのですが、FWの層が薄いので休ませれないのがもどかしいところです。

守備面では、大井が不在でしたが、不在を感じさせないような働きを藤田がしてくれました。オフサイドも良い場面で取れていたので守備は安心して見ていることができました。中盤でもボールをよく奪えるようになっていたので、攻撃が良い形で行えました。やはり良い攻撃をするには良い守備が大事になってきますね。

さて、最後に試合後のインタビューで中村が以下のように答えていたのが印象に残ったので紹介したいと思います。

『順位はあまり気にしていないが、出来る限り上にしがみついていきたい。後はジュビロがこの先も強くなるために何をしなければいけないかを考えてプレーしたい

この先も強くなるためには何をしなければいけないか、名波監督だけでなく選手でこういったことを考えてくれる人がいると心強いですね。シーズンも残り7試合、上を目指しながら来季に向けてチーム力を底上げするというミッションは難しいですが、中村の経験を沢山還元してもらえれば必ず出来るような気がします。これからもチームのことを厳しい目で見て育ててくれると嬉しいですね!

今日の勝利で、勝点は46になりました。4位セレッソ大阪、5位横浜F・マリノスは勝点48なので、4位までは射程圏内に入りました。好調を維持していれば4位で終わることも可能な位置にいるので、このままどんどん勝って順位を上げたいところです!!

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