前節は浦和レッズと対戦し、先制しましたが、相手の猛攻を受けて同点に追い付かれてドロー。水曜日に開催された天皇杯4回戦のAC長野パルセイロ戦では、高橋以外はサブメンバーが先発。1対0で勝利し、公式戦では5試合ぶりの完封を達成。2006年以来となるベスト8進出を決めました。
今節は大宮アルディージャと対戦。大宮は水曜日に天皇杯4回戦を戦い、筑波大学に勝利してベスト8進出を決めています。一方、リーグ戦に目を向けてみると、ここ5試合の成績は1勝2敗2分、得点4失点7です。順位は勝点21の17位と降格争いの真っ只中にいます。
前回対戦の振り返り
大宮とは第3節にアウェイで対戦し、どちらもリーグ戦で勝利がなく、今季初勝利を賭けた戦いとなりました。
ジュビロのフォーメーションは【4-2-3-1】で、3バックではなく4バックを採用していました。
試合は5分にジュビロが先制。ペナルティーエリア手前、ゴールからやや左よりの位置でFKを獲得すると、キッカーの中村俊輔が蹴ったボールはゴールへと吸い込まれました。移籍後初ゴールを代名詞のFKで鮮やかに決めるというのは凄いの一言に尽きます。ちなみにこのゴールはチームのリーグ戦今季初ゴールでもあります。初物が2つ揃ってでるのは縁起が良いですね(*´∀`)
前半はお互いに攻めていきますが、追加のゴールは生まれませんでした。
後半に入ると、47分に待望の追加点が生まれます。自陣からのロングボールに反応した川又がペナルティーエリア手前で相手DFと競り合い、強引にシュートを放ちます。相手に当たって防がれますが、こぼれ球を拾ってペナルティーエリア内に侵入し、GKとの1対1を冷静に制して、追加点を奪いました。川又の移籍後初ゴールは勝利を手繰り寄せる貴重な追加点となりました。
73分に大宮が1点を返しますが、そのまま2対1でジュビロが逃げ切り、今季初勝利をあげました。
新戦力の2人が結果を出して勝利を手に出来たのは、チームにとって更なる一体感が生まれたのではないでしょうか。
ジュビロ磐田の注目選手
今節では、3人の選手に注目したいと思います。
1人目は、エースの川又です。怪我を抱えたままの状態ということで、調子が今一つあがっていませんが、チームに勢いをつけるには川又のゴールが必要です。
2人目は、中村です。前回対戦時にFKでゴールを決めています。また、ジュビロはセットプレーからの得点が多くなっていますので、この試合でも点に繋がる働きを期待したいところ。
最後の3人目は、DFリーダーの大井です。リーグ戦は4試合続けて失点をしていますので、そろそろ無失点の試合を作りたいところです。3バックのメンバーはほとんどの試合にフル出場しているため、疲労はピークに達しつつあると思いますが、何とか堅守を取り戻して勝利を手にしたいところ。
追記
今季リーグ戦全試合にフル出場をしていた大井が右半膜様筋肉離れの診断を受け、トレーニング合流まで3~4週間程度を要する見込みとなりました。頼れるキャプテンの離脱はかなり痛いですが、抜けた穴はチーム一丸となって埋めるしかありません。
試合の展望
両チームとも、水曜日開催の天皇杯で勝利していますので、良い流れで土曜日の試合を迎えます。
大宮は熾烈な降格争いに身を置いており、何としても勝点3が欲しいはずです。
夏に獲得した新戦力のマルセロ・トスカーノも加入から時間が立ち、チームにフィットしてきたと思います。以前戦った時とは別のチームと考えて戦う方が良いでしょう。
ジュビロは前節の課題で、『3mあげるラインコントロールを意識』というものがありましたが、大宮戦でも同じことを意識する必要がありそうです。調子が良いときのように高いラインを維持して、選手間の距離をコンパクトに保ち攻撃に連動性を持たせたいところです。ラインが下がるとその分中盤にスペースができるので、相手にパスを回されやすくなります。その他に守備で気を付けたいのは、サイドのケアです。浦和戦でもサイドを崩されてシュートまでもっていかれるシーンが多く見られましたので、その辺りは対策しておく必要があります。
今季は下位チーム相手の取りこぼしが多いですが、もう一度勢いに乗るためにもホームでの勝利がどうしても欲しいですね。
ガンバ大阪戦のように良いゲームをして、2つ目のシーズンダブルを達成しましょう!
勝利を目指して、Forza ジュビロ
にほんブログ村に参加していますので、バナークリック応援をお願いします。