今日の試合は台風18号が近づいているため、中止となる可能性もありましたが、無事に開催されました。前節の札幌戦では良いところがなく敗れてしまいましたが、この試合では前回見られなかった積極的なプレスや、前を向いて攻める姿勢がみられるようになっているか注目です。
浦和レッズは水曜日にACL準々決勝を戦っており、コンディションは万全ではないと思われます。しかし、劇的な逆転勝利を手にしたことで勢いにのったままエコパに乗り込んできます。また、監督交代に伴い、守備面での改善がみられていますので、前回対戦時とは別のチームと考えて戦いに臨む方がよさそうです。
試合開始前には前節で100試合出場を達成した森下に花束を贈呈するセレモニーが行われました。おめでとうございます!
ジュビロでは、上田康太がリーグ戦200試合出場まであと1試合に迫っています。こちらの記録もいつ達成されるか楽しみですね。
中位の順位を維持、少しでも上を目指すのであれば連敗だけは避けなければいけません。
試合フォーメーション
ジュビロはいつもと同じフォーメーションは【3-4-2-1】。右ワイドの先発は櫻内ではなく、小川大貴がスタメンで出場。左ワイドには宮崎が先発に復帰しました。ワントップの川又は3試合連続ゴール中で好調を維持しており、今日の試合でも得点が期待されます。
また、15日に出場選手登録がされた山田大記がベンチ入りしました。途中出場のチャンスは巡って来るでしょうか?
浦和レッズは水曜日にACLを戦ったのと、来週の天皇杯鹿島アントラーズ戦を見据えてターンオーバー採用してきました。フォーメーションはここ最近採用している【4-1-4-1】。ワントップの興梠は現在セレッソ大阪の杉本と得点王争い中。右サイドで先発した平川は今季リーグ戦初スタメン。
前半戦の振り返り
3分 中央でボールを受けた矢島が前線へスルーパス。興梠が反応して抜け出してシュートを放つが、オフサイドの判定。
5分 森脇からのパスを受けた興梠がワンタッチで武藤へパス。DFにボールをカットされるが、こぼれ球に反応した矢島がシュートを放つ。しかし、枠には飛ばない。
7分 左サイドのハーフウェイライン付近でボールを持った高木が、DFラインの裏へ抜け出した平川にロングパス。しかし、オフサイドとなる。
9分 小川大貴がドリブルでボールを運び、前線の川又へパスをするが、トラップが大きくなってしまい上手くキープできない。
10分 ムサエフと平川がこぼれ球を奪いに行った際に接触。ムサエフのスパイクが平川の足首に当たり、膝が太もも裏に入ったため、ピッチに倒れ込む。しかし、直ぐにプレーを再開する。
11分 中村が倒されてFKを獲得する。場所はゴール中央やや左寄りで、距離は26mの位置。
12分 中村は直接ゴールを狙うが、壁に当たってしまう。
17分 矢島がドリブルでペナルティーエリア内に侵入し、武藤へパスを出そうとするがジュビロDFがクリア。
19分 左サイドから宮崎がグラウンダーのクロスをペナルティーエリア内に供給。川又がボールを受けるが倒れてしまい、キープできずチャンスとはならない。
20分 高橋が前線へロングフィード。川又がマウリシオと競り合いながらボールを収めようとするが、倒されてFKを獲得。
21分 ジュビロが先制する。ゴールから右斜めの位置で、距離は29m。キッカーの中村はボールを蹴る前に川又とどんなキックを蹴るかの相談を行う。中村が相手DFとGKの間に落ちる柔らかいフリーキックを供給すると、高橋がヘッドで合わせる。西川が片手で防ぐが、弾いたボールにムサエフが詰めて先制ゴールを奪う!!
28分 右サイドでクリボールを拾った遠藤がドリブルで仕掛けたところを、アダイウトンが戻ってブロック。その際に遠藤を倒してしまいFKを取られる。
29分 獲得したFKを高木が蹴るが、キックが長くなってしまい、カミンスキーがキャッチする。
32分 右サイドから平川がクロスを供給。中にいた矢島がDFの間を上手く抜けてヘディングシュートを放つ。これはカミンスキーの正面に飛んだため、弾いて失点を免れる。こぼれ球を高木が拾って、ミドルシュートを放つがブロックされたため、枠を捉えれない。
33分 遠藤からのロングパスに反応した矢島がDFラインの裏を上手く付いてフリーとなるが、ボールを上手くミートできずにシュートを放つことが出来ない。
34分 中村→川辺と繋いで、前にスルーパス。サイドを駆け上がっていた森下に通るが、ペナルティーエリア内にいた川又へ通そうとしたパスはカットされてしまう。
35分 武藤が放ったシュートはDFがクリア。こぼれ球を平川が拾ってクロスを供給すると、矢島がフリーで合わせてシュートを放つがクロスバーを越えていく。
36分 右サイドでアダイウトンからのパスを受けた中村が3人に囲まれて競り合いになるが、ボールをうまく出すと川辺がキープしてドリブルでペナルティエリア右へ進入。シュートではなくパスを選択するが、相手にクリアされる。
シュートコースはかなり空いていたので、強引にでもシュートを打っても良かった。消極的な姿勢ではなく、シュートを打てるシーンでは積極的にゴールを狙って欲しいと思う。得点を奪うんだという意識を見せて欲しかった。
42分 遠藤がペナルティーエリア内に走りこんだ高木にパスを供給。左足で合わせるが枠を捉えきれない。
前半は1対0とジュビロリードで終了。
前半の総括
前半のボールポゼッションは、ジュビロの38%に対して、浦和は68%。パス本数では、150本以上の差を付けられている。セットプレーから先制点を奪うことには成功したが、それ以外に目立つような攻撃のシーンは少なかった。守備面では浦和にサイドから崩されてクロスを供給されDFラインの裏を突かれるシーンが目立っていた。相手が最後の精度を欠いているため、失点は免れているが裏を取られる守備を改善しないとゴールを割られるのも時間の問題か。
特に高木と矢島がいる左サイドからの攻撃に手を焼いていた印象を持った。矢島は上手くDFの裏をとってチャンスを演出していたので注意が必要。
その他に気になる点としては、パスの出し手にプレスを掛けにいけていないため、危ないパスを簡単に出されている点。プレスが緩いため、相手はプレッシャーを感じることなく、自分達の狙ったところにパスを通せている。
名波監督は前半を振り返って以下のように話していました。
『全然プラン通りではなく、非常にブサイクなゲームだと思う。もう少し自分達から仕掛ける回数を増やす必要がある。CBの背後、間を抜けられるシーンが何回もあったので修正する必要があり、課題が多い。』
前半は相手からボールを奪っても味方へパスのミス、すぐさま相手に奪われる等、自分達の攻撃のリズムが上手く作れていないように見えました。
後半はボールを持つ時間を増やして、自分達のリズムで攻撃が行えるように落ちついたボール回しをしていきたいところ。
後半戦の振り返りは『ジュビロが先制するも後半は浦和の猛攻にさらされてドロー その2』を参照下さい。
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