【ジュビロ磐田】守備に課題が出て広島に敗れて7連勝を逃す その1
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リーグ戦6連勝と好調を維持した状態で迎えたホームのサンフレッチェ広島戦。ポーランド2部へ移籍を発表した松井大輔を笑顔で送り出すためにも勝利が求められる試合。名波監督は『勝って送り出す。これは7連勝以上のミッションと話していました。7連勝を達成すれば、2002年以来の記録となりますが、黄金時代の記録に並ぶことが出来るでしょうか。

対戦相手の広島は、17位と降格圏に沈んでいますが残留に向けてガンバ大阪からパトリックと丹羽の2人を補強して巻き返しを図っています。前節はシュートを多く放つも得点を奪うことが出来なかったが、最後の精度をどのように改善してくるか注目。

降格圏に沈んでいる相手ですが、油断することなく勝ちに行きたいところ、それでは、試合を振り返って行きましょう。

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試合のフォーメーション

ジュビロはいつも通り、【3-4-1-2】を採用。前節との違いは、チームの心臓部というべき、川辺とムサエフのボランチコンビが累積警告で出場停止。久しぶりのスタメン出場となる上田と松本の2人がしっかりと相手にプレッシャーを掛けて、いい位置でボールを奪うことが出来るかが重要になってくる。川又とアダイウトンの2トップコンビにも連続得点を期待したいところ。

広島は【4-2-3-1】を採用。前まで採用していた3バックではなく、4バックへとシステムが変わっている。ワントップのパトリックにボールを預けて得点を奪いにくるため、パトリックをどう抑えるかが重要。パトリックと丹羽の2人は新チームに移籍して2試合目なので、何処まで連携が良くなっているかにも注目。

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前半戦の振り返り

7分 左コーナーキックを中村が蹴って、ゴール前にクロスを供給。ロペスが頭でクリアしたボールをペナルティーエリア手前にいた上田が拾ってミドルシュートを放つが、枠を大きく外れてしまう。これがジュビロのファーストシュートとなった。

10分 広島がビックチャンスを作る!アダイウトンが相手陣内深くでボールをロストすると相手に繋がれて広島にカウンター攻撃を許す。柏へボールが渡ると、前線のパトリックへパスを供給。ペナルティエリア内へ侵入したパトリックを高橋がスライディングで止めようとするが、切り返してかわすとカミンスキーと1対1になる。シュートを放つが、前に出てきたカミンスキーが右足1本でブロックして得点を許さない。
アダイウトンがボールを奪われたシーンを振り返ると、ダブルボランチの上田と松本の2人が前線へ攻撃参加していたため、3バックとの間に大きなスペースが出来ていた。ここを相手にうまく利用されてしまい、カウンターのピンチを招いた。本来なら、どちらか1人は後ろに引いてスペースを消さなければいけなかったが、それができていなかった。

14分 ジュビロは中村が個人技で魅せる!右サイドのコーナー付近でボールを受けた中村は、ゴールライン手前の狭いエリアで広島DF2人をかわしてペナルティーエリア内に侵入する。それを止めようとした高橋が後ろから掴んで倒してしまい、PKを獲得する。
あれだけ狭いエリアでいとも簡単にDFを抜き去っていく中村はやはり足元のテクニックが素晴らしい!

16分 自身が獲得したPKを短い助走から蹴って、ゴール左上に突き刺す。今日の試合もジュビロが先制点を奪う。

20分 宮崎から供給されたクロスを川又が相手DFと競り合っていると、身体に当たってこぼれ球がアダイウトンへ渡る。倒れこみながらシュートを放つが、惜しくもクロスバーの上に外れてしまう。

24分 広島が同点に追いつく!野上が左サイドからペナルティーエリア内にクロスを供給。後ろからプレッシャーを掛けてきた大井をものともせず、パトリックが胸トラップでボールを落とす。柏が拾って、シュートを放つとクロスバーに当たって軌道が変わり、ゴールへと吸い込まれて同点となる。このシーンは、パスの出し手である野上に対してジュビロDFは誰もプレッシャーを掛けに行けていない。フリーで簡単にパスを出させてしまっているのが問題。

28分 ジュビロが追加点を奪う!左コーナーキックを中村が蹴って、中へクロスを供給。大井が頭で合わせてゴールへと押し込み、すぐさま逆転に成功する。ゴールが決まった後、中村がコーナーで感情を爆発させてガッツポーズしていたのが印象的だった。

32分 ジュビロが大ピンチを迎える。柴崎が蹴ったフリーキックの対処にカミンスキーが前へと出てくるが、パトリックが頭で落とす。落としたボールを拾って、ロペスが無人のゴールへシュートを放つが、ゴールライン手前で川又がボールを蹴り出してことなきを得る。

35分 自陣でボールを奪ってカウンターを仕掛ける。左サイドでボールを受けたアダイウトンがドリブルで駆け上がり、ペナルティエリア内から中へグラウンダーのクロスを供給。水本にクリアされるが、こぼれ球を拾った上田がミドルシュートを放つ。しかし、シュートは枠を捉えることが出来ない。

40分 ロペスからのボールを受けた青山がフリーで前線のパトリックへパスを供給。前線でキープしてマイナス方向へ折り返すと、柴崎がシュートを放つ。大井が身体を張ってシュートをブロックする。
青山が前線へパスを供給したとき、ジュビロのDFラインはスペースを空けすぎており、何のプレッシャーも無く簡単にパスを出させてしまっている。ここは青山の正面に居た松本がスペースを消して、プレッシャーを掛けに行かなければいけないシーンだった。

前半は、このまま2対1のジュビロリードで折り返す。

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前半戦の総括

何とか1点リードして折り返したが、リードしているという余裕を全く感じれない試合展開となった。特に3バックとダブルボランチの間にスペースが出来ており、ふわふわとした軽い守備が目立っていた。いつもなら中盤でプレッシャーを掛けて攻撃の芽を摘むことができているが、今日はそこが上手く行かずチグハグな感じがする。

失点こそ免れたが、ボランチの青山からワントップのパトリックに危険なパスを何本か通されていた。プレッシャーが全く掛かっていない状態で出し手にパスを出させていたので、後半はそこを修正したいところだ。名波監督も『中盤の出し手へのアプローチが甘く、守備が連動していない。真ん中が狙われているのでそこをケアしたい』と話していましたので、何らかの対策は打ってくると思います。

後半戦の振り返りは、『【ジュビロ磐田】守備に課題が課題が出て広島に敗れて7連勝を逃す その2』をご参照下さい。

 

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