【川崎戦】川辺が決めた先制点のシーンを振り返ってみる【動画あり】
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名波監督も力が上のチームと認めている強豪川崎相手に5ゴールを奪い、6連勝を達成したジュビロ磐田。先制点は、右サイドから相手DFを完璧に崩して奪ったゴールでした。今回は、その先制点を奪ったシーンについて振り返ってみたいと思います。

先制点が生まれたのは前半8分のことでした。櫻内が相手との競合いに勝ってヘディングでボールをペナルティエリア前に供給。アダイウトンがトラップしてキープしようとしますが、トラップが大きくなってしまい、大島がクリア。しかし、クリアボールを諦めずに追いかけたアダイウトンは、スライディングしてボールを中村俊輔に繋ぎます。

俊輔はボールを受ける直前、後ろにいた櫻内へサイドへ張るように指示を出す。前線では残っていた川又がボールを呼び込んでいます。川又の左前方には車屋、右後方にはエドゥアルドがいますが、後ろには大きなスペースが空いていました。

スペースがあることを確認した俊輔は、川又へパス。パスが出る前に川辺は、ペナルティーエリア内のスペースへ向かって走り出します。

車屋は右サイドに張り出した櫻内にパスが出ることを警戒していたので、川又へパスが出されたときに間合いを詰めてボールを奪いに行くことができません。一方、右後方にいたエドゥアルドは、ボールを受けた川又がターンしてドリブルをしてくるかもしれないと思い、一瞬動きを止めます。

川又はパスを受けるときに川辺がペナルティーエリア内に走り込もうとしているのを確認していますので、後ろにあるスペースを使うためにヒールパスを選択。

ペナルティーエリア内へ向かって全力疾走していた川辺に、大島が気が付いて追いかけていきますが、トップスピードになっていた川辺へ追いつくことはできず、シュートブロックのスライディングを行うも僅かに間に合いません

その結果、パスが出てくるだろうと信じていた川辺が競り勝って、冷静にゴールへと流し込んで先制点を奪うことに成功。

今回の様に、流れの中で決まるゴールを見ていると非常に気持ちが良いですね。少し前までは川又が前線で孤立するシーンが目立っていましたが、川辺、櫻内、アダイウトンといった選手が近くにいるため攻撃の選択肢が広がっています。
仮に、俊輔が櫻内へパスを選択してクロスを挙げたとしても、ペナルティーエリア内には川又、川辺、アダイウトンの3人がいたと思いますので、得点に繋がる可能性は高かったように思います。
シーズンの最初のころはこういった連携がほとんど見られませんでしたが、いまでは当たり前のようにエリア内に人がいるようになっていますね。

先制点のシーンは0:16~

 

今回の得点シーンは、俊輔→川又→川辺という崩しが素晴らしいのはもちろんですが、ボールをロストしたアダイウトンが諦めなかったのが大きいですね。名波監督が常々言っている簡単にボールをロストしないという考えが大分浸透してきているようです。

最近は、ゴールシーンが多く見られるので嬉しい限りです!

 

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