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【日本代表の魂は何処へ?】E-1サッカー選手権で日本は韓国に1対4の大惨敗を喫する

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昨日、E-1サッカー選手権の最終戦である韓国戦が開催されました。日本は勝つか、引き分けで優勝が決まる一戦。前回大会で最下位となった雪辱を晴らすためにも勝って優勝という形で終えたいところでした。

韓国戦のスタメンは以下の通り。

フォーメーションは【4-2-3-1】。GKに中村航輔、最終ラインは右から植田、三浦、昌子、車屋。ダブルボランチに井手口、今野。中盤は右に伊東、トップ下に倉田、左に土居、ワントップに小林が入りました。

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試合の振り返りと失点シーンの考察

試合は開始早々の前半2分に日本が先制します。右サイドからペナルティーエリア内に侵入した伊東をチャン・ヒョンスが倒してPKを獲得すると、キッカーの小林が冷静にゴール左へと流し込んで先制。

ラッキーな形で先制して試合を優位に進めることが出来ると思われましたが、そう上手くは行きませんでした。

失点した韓国は同点に追いつくべく、前から激しいプレッシャーを掛けてきます。日本は自陣で守備ブロックを形成して守ろうとするのですが、ボールの出し手にプレッシャーを掛けに行かないため、簡単にパスを通されます。また、韓国にことごとくセカンドボールを拾われてしまい相手の攻撃時間が長くなっていきます。

攻められて劣勢に立たされる状況が続いていた13分に同点へ追いつかれる。

韓国はスローインから右サイドでパス交換を行い、サイドを突破。簡単にクロスをあげられてしまい、キム・シヌクがヘディングシュートをゴールに叩き込みます。

失点シーンの考察1
失点シーンを振り返ってみると、サイドを突破しようとする相手に対して伊東と井手口の2人でマークに行っていました。伊東は相手が切り返すことを警戒して後ろについているので、プレッシャーを掛けなければいけないのは井手口でした。

しかし、井手口は相手が中に切れ込んでくると予想していたのか相手へのプレッシャーを掛けに行くのが遅くなってしまい簡単にクロスをあげられます。ここでクロスをあげられる前に潰せなかったのが最大の失敗です。

一方、クロスが中に入ってくるエリア内では、昌子がキム・シヌクをマークしているのですが、クロスの方に意識が集中したのかマークする相手を見失ってしまい、キム・シヌクにフリーでヘディングシュートを許してしまう。ここはもっと密着したマークをして相手に簡単にシュートを打たすべきではなかったと思います。

同点に追いつき勢いに乗った韓国はその後も攻勢を続け、23分に韓国が逆転に成功する。ルーズボールを拾った車屋がドリブルで前に持っていこうとするが、ボールを強く蹴り過ぎてしまう。相手がすかさず詰めてくると慌てた車屋はスライディングで相手を倒してしまう。このファールにより車屋にはイエローカードが提示され、韓国はFKを獲得。

ゴール正面からやや右よりの位置で獲得したFKをキッカーのチョン・ウヨンが蹴ると、ブレ球のボールはゴール左へ吸い込まれて逆転に成功。

失点シーンの考察2
失点の原因となったのは車屋の不用意なスライディングだったわけですが、ここでスライディングをする必要はまったく無かったと言えます。仮にここでボールを奪われたとしても、日本はエリア付近に4人の選手が残っているので慌てて対応する必要はありません。車屋が選択すべきだったのはスライディングではなく、ファーストディフェンダーとして相手の攻撃を遅らす役目だったはずです。

逆転を許した日本は反撃を試みますが相手は中央を締めているためサイドから攻撃を組み立てるしかありません。右サイドから伊東が仕掛けようとするのですが、周りの選手のフォローがないためシュートまで持ってい事が出来ません。

35分韓国が3得点目を奪う。右サイドで味方からのパスを受けたイ・ジェソンがドリブルで中央へと入っていくとエリア手前で2人に囲まれながらもエリア左で待っているキム・シヌクへパス。フリーでボールを受けるとGK中村航輔と1対1となりゴール左隅へと冷静にシュートを流し込む。

失点シーンの考察3
この失点シーンの原因は2つあると考えます。まず1つ目は自陣中央でイ・ジェソクへとパスを通される前(試合時間34:00~)です。中村航輔のゴールキックを相手がヘディングで繋いでいくのですが、日本は空中でボールが移動しているのをただ見ているだけで誰も相手にプレッシャーを掛けにいこうとしていません。このときの日本は左サイドに多くの人数が固まっていたため、右サイドのイ・ジェソクはフリーでした。韓国としては、がら空きになっている右サイドを使わない手はありませんので、迷わずイ・ジェソクへとパスします。

2つ目はイ・ジェソクへパスが通った後です。車屋が対応しますが、身体を寄せるのが中途半端で相手は難なくドリブルで前へと進んでいきます。本来であればここで相手からボールを奪うべきでした。

その後、今野もイ・ジェソクを止めるために中央へと入って来ますがなぜか直前で一度足を止めてしまいます。一瞬止まってしまったことで相手への寄せが遅くなってしまい、2人で挟んだにも関らずボールを奪えず決定的なパスを通されてしまいました。止まらず相手に寄せていればボールを奪うことが出来たはずです。

36分、左サイドのペナルティーエリア付近で土居が倒されてFKを獲得。倉田がエリア内にクロスを供給すると三浦が相手と競り合いながら頭で落とす。しかし、昌子の身体近くにボールが来たため、シュートまで持っていくことが出来ない。相手GKはクロスに反応して飛び出しており、ゴールが無人だったのでここで1点返しておきたかったというのが正直なところ。

前半はこのまま1対3と韓国の2点リードで終了。

後半の早い時間に1点を返したい日本は攻めて行きますが、自分達のミスや中盤でのプレッシャーに負けてしまいボールを簡単に奪われます。とにかくパスミスが多くて出し手と受け手の意思疎通が全く出来ていません。攻撃の形が作れないのであれば、ピッチ上で選手同士がコミュニケーションを取って改善を図るべきですが、誰もそれをしようとしません。

日本はシュートまで持っていくことが出来ませんが、韓国は着実にゴールへと迫っていくシュートを打ってくるというもどかしい時間だけが過ぎていきます。

攻め手を欠く状態が続いた日本が交代カードを切ったのは66分でした。ボランチの井手口に代えて三竿を投入します。

何とか流れを引き寄せたい日本ですが、68分右サイド深くのエリア付近で三竿の手にボールが当たってしまいハンドを取られてフリーキックを与えてしまう。小林は壁を越えてきたフリーキックをクリアしようとするが、ボールはゴールへ飛んでしまいオウンゴールになります。

失点の考察4
フリーキックをクリアしようとしてオウンゴールに繋がってしまったわけですが、この失点はゴールに繋がる確率が高いエリア付近で相手に不用意に与えてしまったことが間違いです。

相手がスローインを行うシーン(試合時間67:49~)から振り返ってみましょう。右サイドのゴールライン手前でヨム・ギフンがスローインをキープすると車屋が背後からプレッシャーを掛けにいきます。しかし、相手は簡単に切り返してパスを出します。

このとき切り返した韓国の選手には2つのパスを出せそうな場所がありました。1つは右サイドのライン際にいる味方、もう1つはエリア内にいるイ・ジェソクです。ライン際の味方は土居がマークしているのでパスを出すことはできませんので、イ・ジェソクがパスのターゲットになります。

イ・ジェソクのマークは車屋がスローインの直前に三竿へ指示(試合時間67:47~)を出しています。

三竿はイ・ジェソクの位置を2回(試合時間67:51、67:53)確認。相手が前の空いているスペースに飛び出してパスを受けることを予想していたと思われますが、相手への寄せが遅くなってしまいパスを通されます。イ・ジェソクはボールを受けると浮き球のボールを蹴って三竿の手に当てハンドのファールを貰いにいくと目論見通り手に当てることに成功し、いい位置でフリーキックを獲得しました。この位置でファールを取れた時点で相手の作戦勝ちと言えます。

失点直後に日本は2枚目の交代カードを切ります。伊東に代えて川又を投入。攻撃面のテコ入れをようやく図りました。ただ、伊東はピッチに残しておいた方が良かったと思います。

なぜなら、川又が前線で起点となったときにサイドでボールを受けて前に運んでくれる選手が必要だからです。

解説の小野氏が言っていた様にサイドを生かす攻撃を行うには伊東は欠かせないピースでした。ワントップに川又を入れるなら、小林を下げて伊藤を残したほうが良かったのではないでしょうか。

川又を投入して何とか1点を返そうとしますが、シュートまで持っていくことが出来ません。

81分、日本は3枚目の交代カードを切ります。倉田に代えて阿部を投入。

84分、左サイドからサイドチェンジのパスを植田に渡し、右サイドを駆け上がった阿部にパス。中へクロスを供給するとエリア内で川又が後ろに下がって飛びながらヘディングシュートを放つ。しかし、GKチェ・ヒョヌのファインセーブでゴールネットを揺らすことが出来ません。

90+3分、韓国がヘディングでクリアしたボールに反応した三竿がヘディングで前へパス。小林がエリア手前で浮き球のパスを川又へ繋ぐと胸トラップから反転して左足でボレーシュートを放ちますがGK正面へ飛んでしまう。

試合はこのまま1対4で終了。韓国が日本を圧倒し、E-1サッカー選手権の優勝を決めました。

最後に

前半の日本はほとんどチャンスを作れませんでしたが、韓国は両サイドを上手く使って効率よく攻めていた印象。ボールの出し手へどこでプレッシャーを掛けるのかが明確になっておらず、相手に良い様にボールを回されてスペースを空けられてしまいピンチを招くというシーンが非常に多かった前半で良い所はほとんど無かったといえる酷い出来でした。

解説のラモス氏が言っていたように『もうちょっと皆が戦ってほしかったその姿勢を1対1の場面や運動量で負けていないところを見せてほしかった。残念だが何も無かった』という言葉に集約される前半でしたね。

後半に向けて期待する選手は?という質問に解説に来ていたコンサドーレ札幌の小野氏が川又の名前を挙げ、『川又選手が入ってくるじゃないかなと。今、攻撃に起点が出来ていないのでボールの落ち着きどころを作って日本の得意なサイド攻撃を生かしていくという形が見れたら後半楽しみかな』とコメントがあったので、ジュビロサポの私としても川又の投入を期待していたのですが、選手交代ゼロという驚くべき結果

2点リードを許している、且つ、攻撃の形が作れていない状況で選手交代ゼロとは予想の斜め上をいったと言えます。

案の定、後半もチャンスらしいチャンスを全く作れません

流れが変わったのは阿部を投入した後からでした。阿部は積極的に裏を狙う動きをして相手の空いているスペースを使おうとしていましたね。試合時間が残り10分となったあたりでようやくサイドチェンジなどの攻撃パターンが出てきていいシーンを作れるようになりましたが、惜しかったシーンは川又が放ったシュート2本のみ。

この試合はラモス氏が最後に言った『魂のない試合』という言葉が全てを表していたと言えるでしょう。

ロシアW杯のメンバーを選ぶ試合はあと2試合。E-1選手権を戦い終えた国内組の中で何人の選手がW杯への切符を手にするでしょうか。

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